水口礼治『「大衆」の社会心理学 非組織社会の人間行動』

 水口礼治『「大衆」の社会心理学 非組織社会の人間行動』を読みました。
 
 
 
 大学生の時の教科書です。大学1年以来の再読。
 組織されていない「非組織社会」の人間行動が論じられています。大衆現象を把握しておくことは重要だと思います。本書は「群集の心理」「流言の心理」の部分が充実していて、色々な例が載っています。この部分を読むだけでも興味ぶかい。「文化とパーソナリティ」ではミードですかね。ミードがニューギニアの未開社会の観察を行う中で明らかになった通り、男女の役割分担などはそれぞれの社会の文化を基礎にして分化してきたものです。生物学的遺伝的な要因に支配されたものではないのです。
 
 今年2冊目。


 

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