「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」十日町北エリアと川西エリア(2018年夏休み 第5日目)

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の十日町北エリアと川西エリアを巡りました。

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(巨人の足跡が!)

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(ぐでーん)

↓続き読んでね。

むいか温泉ホテル(旧:上越六日町高原ホテル)での朝食。非常に良かった!

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前日も出された魚沼産コシヒカリと、おそらく前日の鯛をもとにしたであろうアラ汁とのセットの美味しいこと美味しいこと。アラ汁は最終的に計3杯も頂いてしまいました。美味しかったー。このホテルは総合的に満足度が高いです。オススメいたします。

トリエンナーレは開始時間が原則10時なので、珍しくホテルでのんびりしました。公式ガイドブックを読んでいて思ったのですが、あまりに展示が多すぎて回りきれないということ。当初予定では金曜日の午後に帰宅する予定でしたが、金曜日泊まって、土曜日の朝に帰ったほうが、トリエンナーレは楽しめるし、車は夕方に走るよりは朝のほうが安全だろうし、どーせ金曜日に帰ったところで起きるのは昼ごろだし、というふうに考えて、宿を取ることにしました。まあ本来は自宅に帰るつもりだったので、贅沢はせずに素泊まりのお宿にしました。

・・・と旅程を変更しつつ、9時に出発。

ホテルからの位置的に十日町北エリアを行ったほうがいいなあと思って、まずは行きやすかった「旧枯木又分校(T-268)」へ。分校跡を使った、京都精華大学の有志のプロジェクトです。書いてませんが、分校の前の倉庫前に車は停めていいそうです。その先にも駐車場があるのですが、そこの駐車場の方に聞きました。分校の前に「環の小屋(T-349)」に行こうとしたのですが、なーんと地図が間違っています!全く正反対の方にあります。さっきの駐車場の方に教えてもらいました。スマホアプリがあるのですが、そっちは合っていました。地図が違うってねえ。。。うーん。ちと距離があったので、先に「旧枯木又分校(T-268)」に行くことにしました。

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10時前だったのですが、受付の方が愛想よく対応してくれました。時間前だけに業務の電話が入ったりして大変そうでしたが。解説もしてくれました。ありがたいことです。分校跡のこの建物は外国人に人気があって、みんなじっくりと時間を過ごしていくらしい。原色使った派手派手な壁や屋根や部屋ではなく、日本人からすると古ぼったい感じの建物の色合いがウケるんだそうです。中の展示も印象深い。

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見学して、「環の小屋(T-349)」への行き方をどうすればいいかと考える。車で行きたいところですが、駐車場無いみたいだし。分校の受付の人に聞いたところ、駐車場はあるとのことでした・・・。地図に書いてませんが・・・まあ場所も間違っていましたからねえ。駐車場の有無を間違えるのはさもありなん。大地の芸術祭を回るコツはガイドの人にばしばしと質問・相談することにあるのかもしれません。

車で少し下って、駐車場に停めて、「環の小屋(T-349)」を見学。公式ガイドに説明はないのですが、環の中で鶏を育てています。糞を肥料にし、作物を育て、お肉と卵をいただく、その繰り返し。生態系のミニチュアがそこにありました。

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さて、ここで妙にトイレに行きたくなりました・・・。ガイドを見ると、下條駅前の下條インフォメーションセンターにトイレがあるようなので、そこまで車でひとっ飛び。駅前に現地のおじいさん2人が受付係をしていて、トイレの場所を聞くと、ここには無いと言います。あれー、ガイドにはあったんだけどなあ。代わりに他のトイレの場所を丁寧に教えてくださいました。さておき、ここには「下條茅葺きの塔(T-253)」です。茅葺きの建物はまあ見たことがありますが、塔は初めてでした。塔の内部には農機具とかいろいろと展示されていて、受付のおじいさんが説明してくださいました。写真を見るに、現地で愛されている塔のようです。作ったときは神奈川大学の学生さんたちがしょっちゅう来ては作っていったらしい。

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車に戻って、改めて地図を確認しました。間違えていました。下條インフォメーションセンターは駅から道を挟んだところにありました。まあ間違ったおかげで茅葺きの塔に出会えたわけでありますが。下條インフォメーションセンターに行って、無事にトイレにありつく。あったのは「米(T-343)」で、タイと日本を対比させるようなビデオ作品でありました。

続いて車を走らせて「うぶすなの家(T-120)」へ。陶器のミュージアムになっている茅葺の民家です。ランチも提供されていて、でもまあこういうところは予約でいっぱいなんでしょーどうせ、と思って受付したのですが、受付の方から「お昼召し上がりますか」と聞かれたのでした。「ぜひぜひ」と前のめりに答えて、ランチをセレクト。鮭(マスだったかしら)の定食「川」にしました。2,000円。お高いですが、高いだけの価値はありました。オススメ。

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ランチを頂いたあとは邸内の陶器「空気のかたち(T-342)」ほかの鑑賞をしました。

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その先の「胞衣ーみしゃぐち(T134)」も訪問。・・・と、ここで雨が降ってきました。今まで旅行中ずーっといい天気だったのに残念。雨のなか車を走らせて先に進みます。

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このあとは松代エリアを訪れようと思って、車を走らせていたのですが、途中でトリエンナーレの黄色い看板を見て気分が変わりました。川西エリアに心奪われてしまったのであります。

まず訪れたのが元町水辺広場。

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その後に光の館に行く途中で右折するルートがあり、どんどん進んで節黒城址キャンプ場まで。結構細い道です。すれ違う車がなくてよかった。ここでもトイレに行きたくなってまずはトイレへ。その後はキャンプ場内の展示を見て回ります。良かったのですが、いかんせん蒸し暑かった。汗がダラダラと流れました。いやー、暑くてきつかった。

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戻ってきて、ナカゴグリーンパークの芝生広場の駐車場に車を停めて、近辺を見て回る。

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「これはパイプではない(K-098)」は前に本で見たことがあった気がしますが、展示内容が変わったのでしょうか。「もはやパイプではない」という形状をしていました。

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「里山アートどうぶつ園(K-094)」にはたくさんの展示がありました。

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ガイドによると約30組の作家が参加しているそうな。カッパが居て、何連もの凧を上手に揚げていました。

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まだ時間があったので、「十日町高倉博物館(K-106)」へ。途中ルートを間違えてしまいました。Yahoo!カーナビがルートをロストしたのが原因。ケータイ電波が入らないと、地図を描画できなくなって、ルートを悩んでしまう感じでした。行き過ぎたので、戻って博物館を訪れる。博物館近辺はこれまたかなり狭い道なので要注意です。

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三角の絵馬を購入。後ろに作家の力五山の印も入っていて500円。安い。車の後ろに飾っておくことにしました。

ホテルへ。だがしかし、Yahoo!カーナビが山道みたいなルートをセレクトしています。いくらなんでもなあと。山道は勝手に入るなみたいな看板も立っていたし。ということで、元のルートを戻って、道路の脇に一時停止してルートを再検索し、ホテルに向かいました。

ホテルへの道は快適で、両側に田んぼを見ながらのドライブはなかなかのものでした。

が、トラップが。どうもYahoo!カーナビは最短ルートを選んでくれるみたいですね。途中からものすごく狭い道を案内されました。どこぞのバスの運転手の気持ちが少しわかりました。追い込まれていくんです。このルートを先に進むしか無い、という念にとらわれていきます。まあjeans up!は小さいのでどうにかなりましたし、対向車が居なかったのもラッキーでした。なんというか、社会で最近起きた事件を後追いできたと言うか、これもまたアートなのかと(こじつけ)。

ようやくホテル着。Yahoo!カーナビには国道優先機能をつけてほしい。いやほんと。

ホテルに着いて、チェックイン。なーんと、夜に光に照らされる「土石流のモニュメント(M-043)」「サイフォン導水のモニュメント(M-068)」のところまで連れて行ってくれるツアーがあるとのこと。もちろん参加することにしました。

周辺を散歩。JRの津南駅には温泉が付いているのですね。川の流れもなかなか。

温泉です。ここは循環泉がベースでありながらも、別に源泉かけ流しがあるタイプ。なおかつ、源泉かけ流しがぬるいのです。前に山梨でもこういう温泉に入りましたが、夏にはいいですね。循環泉で体を温めて、源泉かけ流しで涼めるとともに源泉を肌に吸収させるみたいな。満足満足。

夕食です。良かったです。ボリューミーだし、美味しかった。かなり満足度は高かったです。

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夜のツアーに参加。学生さんらしき集団と一緒になりました。賑やかで、これはこれでいいものです。モニュメントのところに到着。東日本大震災のときに土石流が流れたところ。今は防波堤ができています。モニュメントで、当時の土石流がどこまで流れ込んだのかが明らかになります。一見平和極まりないんですけどね。アートは現実に侵入し、かつての悲惨な状況を今に表出させるのです。

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ホテルに戻ってお風呂に再び入って、ブログ書いたりしてのんびり過ごす。

今日も良かった良かった。

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