ロベール・ドアノーの「市庁舎前のキス」

「市庁舎前のキス」という写真があります。
東京都写真美術館の壁になっていました(今はもう無いかも)。
 
テレビ東京の「美の巨人たちSP・キスを巡る四つの愛の物語」という番組をたまたま見ていたら、「市庁舎前のキス」が取り上げられていました。
その写真を撮った人の名前はロベール・ドアノー。
 
写真が強く印象に残っていましたので、前から写真家の名前を知りたかったのです。写真集とか出ているのでしょうか。こんどチェックしてみよう。

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小山田二郎展

小山田二郎展に行ってきました。場所は東京ステーションギャラリー。
 
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「ピエタ」が一番よかったです。あの迫力は、やはり本物を見なくては。
来週までなので、興味ある人はお早めに。

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東京都写真美術館に行く

今日、東京都写真美術館に行ってきました。恵比寿ガーデンプレイス内にある写真専門の美術館です。
 
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展示中だったのは、以下の3つ。
 
「写真はものの見方をどのように変えてきたか」
東京都写真美術館コレクション展。芸術としての写真は絵画の模倣(同一構成)で始まったそうで、そこからの展開がテーマ毎に展示されていました。
あと、リチャード・パワーズに『舞踏会へ向かう三人の農夫』という小説がありますが、その小説の扉を飾る三人の農夫の写真が展示されていたのにはびっくり。日本にあったんですな。全く知りませんでした。
 
「超(メタ)ヴィジュアル」
以前紹介した「Have we met?」に似たコンセプトで、映像を中心としたアート作品が多数展示されていました。
これらの作品は鑑賞者の参加が求められます。
触ったりすると、作品自体が変容する。これが非常に面白かった。
 
「ナチュラリスト 田淵行男の世界」
山岳写真家田淵行男さんの生誕100年を記念した展示会。山々や虫たちの写真が多数展示されていました。

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痕跡-戦後美術における身体と思考

東京国立近代美術館で2/27まで開催されていた「痕跡-戦後美術における身体と思考」に行って来ました。
 
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表面、行為、身体、物質、破壊、転写、時間、思考という8つのテーマに沿って戦後美術作品が展示されていました。
 
「痕跡」というタイトルが示すように、戦後美術は作家がそれこそ痕跡をキャンパスに刻み込んできました。キャンパス表面に切り込みを入れたり、キャンパスを燃やしたり。身体を使って絵を描いたり、道具としてではなく絵の具として体液(小便や精液)を使ったりもしていました。
 
また、日本の現代美術も取り上げられており、九州派(アスファルトを使う)や具体美術協会の方々の作品は非常に興味深く鑑賞することができました。
 
行って良かった。3時間も見てしまった。おかげで足が痛くなって仕方ありませんでしたが。

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Have We Met? -見知らぬ君へ

「Have We Met? -見知らぬ君へ」という展示会に行って来ました。
今日まで。駆け込みであります。
 
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場所は国際交流基金フォーラム(赤坂ツインタワー1F)でした。
 
アジアの現代アート作家らの作品が集められていました。
現代アートは苦手なのですが、この展示は非常に楽しめるものでした。
 
小林洋子さんの「時積層」という作品がありました。
透明な四角柱(中は空洞)がありまして、上から白い紙を入れていきます。空気圧がありますので、紙がすぐ落ちるのではなく、ゆっくり落ち、ふわっと層のように積み重なっていきます。興味深い作品でした。

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