米谷学『ビジネスマンのためのデータ分析&活用術』

米谷学『ビジネスマンのためのデータ分析&活用術』を読みました。

私は文系ですから(言い訳)、統計学などはわかりません。
でも、わからないままでほおっておいていいわけではありません。
入り口として手にとったのが本書。初心者向けのようで、私のような人間には大いに役立つものでした。
Excelでの予測の方法等が画面とともに書いてあるのが非常にいいです。実践的です。
まずはこういう本から入って掘り下げていくんでしょうね。おすすめ。

今年70冊目。

神永正博『ウソを見破る統計学―退屈させない統計入門』

 神永正博『ウソを見破る統計学―退屈させない統計入門』を読みました。
 
 
 
 具体的なシーンごとに統計のエッセンスが述べられます。
 後半は私にとっては難しかったですが、興味深く読むことができました。
 
 今年34冊目。
 ※図書館で借りた本。

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ゲルト・ギーゲレンツァー『数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活』

ゲルト・ギーゲレンツァー『数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活』を読みました。
 
数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活
 
今の読書テーマ「経済」とは種類が違いますが、興味がある本だったので読んでみました。
 
まず、私は統計学を知りません。
しかし、本書に出てくる自然頻度、自然頻度のツリー、ベイズの法則については特に他の情報を参考にすることなく理解できます。豊富な事例と、わかりやすい解説が素晴らしい。
 
サブタイトルが「病院や裁判で統計にだまされないために」です。
我々はかなりだまされている可能性があります。「経済」の前の読書テーマは「資産運用」でした。資産運用を行う際には、投資する会社のデータを読み解く必要があります。以下を読んで、どう考えますでしょうか。
 
「この期間(引用者注:1月~9月)の前半には50%、売り上げが減少しましたが、その代わりに後半には60%増加しました」
(p.260-1より)
 
会社の成績は悪くないように感じられます。
しかし、実際には、
 
・1月から5月までに100万ドル→50万ドルへ売り上げ減少(50%減少)
・5月から9月までに50万ドル→80万ドルへ売り上げ増加(60%増加)
 
となっており、1月から9月で考えると100万ドル→80万ドルへ20万ドルも売り上げは減少しているのです。
 
何かのデータを見せられて、そのまま鵜呑みにしてしまうのではなく、「フランクリンの法則」(”死と税金のほかには、確実なものは何もない”)の下、本書に紹介されている自然頻度、自然頻度のツリー、ベイズの法則を使って、ダマされないよう、情報を読み解いていきたいものであります。
 
さて、今の読書テーマ「経済」はまだまだ終わらないのですが、この本読んだので、次のテーマは「統計」にしようかと考え中。「統計」は私にはハードルがかなり高いので、入門書を数冊読んで、とりあえず学問の入り口には立てるようにしようかなあと。
 
今年26冊目。

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