CCNP取得への道(受験順序について)

「CCNP取得への道」ということで、CCNP資格4教科の受験順序について述べます。
 
CCNP資格取得には、CCNA資格を取得した後に、
 
・BCSI
・BCMSN
・BCRAN
・CIT
 
の4試験に合格する必要があります。
 
この4つをどのような順番で受験するのかなのですが、私は以下のように受験しました。
 
BCMSN→BCSI→BCRAN→CIT
 
BCMSNをはじめに持ってきた理由は「興味があったから」です。私は仕事上LAN設計が多いので、ネットワークスイッチの知識取得が一番重要なのです。
 
しかし、後から考えると以下の受験順序がいいと思います。
 
BCRAN→BCSI→BCMSN→CIT
 
BCSIとBCMSNの順序はどちらが先でも構わないと思います。CITが最後というのは定説。トラブルシューティングはBCRAN・BCSI・BCMSNすべての知識を使いますので。ということで、ポイントは最初にBCRANを受験するというところです。理由は以下の通りです。
 
1.BCSIで問われるNATが含まれる。
2.BCMSNで問われるQoSが含まれる。
 →BCSIとBCMSNではそれぞれNATとQoSが問われます。しかし、NATとQoSが詳細に取り上げられるのはBCRANなのです。まずはBCRANを受験し、NATとQoSの知識をしっかりとおさえておくべきでしょう。BCSIではNATが本当にそのまま問われますし、BCMSNのCatalyst QoSの理解もルータのQoS理解をベースにしておく必要があると思います。
3.CCNAで問われるISDNやフレームリレーが含まれる。
 →CCNAで覚えた知識を活かすことができます。人によって違うかもしれませんが、最近のネットワークではあまりISDNやフレームリレーを使いません。従ってBCRAN合格のためには”試験のための勉強”をする必要があります。どうせ試験のための勉強ならば、楽にしたいですよね。CCNAの知識が残っている段階、すなわちCCNPの一番目の受験教科として勉強すれば、比較的楽にマスターできると考えられます。
 
順序は人それぞれなので、上記順序を強く勧めるものではありません。それぞれの試験内容を把握し、自分自身で計画立てなければなりません。
ただ、BCRANで中心に学ぶ知識をBCSIとBCMSNで問われるので、私はBCRANを先に持ってくるべきだと考えています。
 
以上、ご参考まででした。

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CCNP取得の意義について

CCNPを取得することができました。
 
合格体験記とか受験記とかいうのではなしに、CCNP資格取得の意義について、私なりに整理してみました。
 
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1.Cisco機器を中心としたネットワーク基礎知識を体系的に理解し、記憶できる
 
まず、技術というのは、”机上で得られる基礎知識”と、”実際に設定したりして身につける経験的な知識”からなると思います。
 
資格取得によって、前者の”机上で得られる基礎知識”を身につけることができます。なるほど、資格を取得せずとも、基礎知識は身につけることはできます。例えば、技術雑誌や書籍を読むことによってです。
 
しかし、そのような方法は不十分ではないでしょうか。
知識が、自分の興味ある範囲や、最新の技術動向のみに限定されてしまう可能性があります。さらに、記憶の定着の面からも不十分かと思います。特に私のような意志の弱い人間はそうなのですが、テストという形で知識が問われないと、なかなか記憶しないのです。
 
自分の専門や興味範囲外からも幅広く、テストによって自分の知識が問われる資格取得という手段で、基礎知識を体系的に理解し、記憶できるわけなのです。
 
2.仕事に役立つ
 
さらに、CCNPは仕事に役立ちます。
 
私の例を挙げますと、CCNPで勉強した知識でもって、既存のネットワークの設定を見直してみたのです(設定自体はネットワーク機器ベンダさんにお任せしていました)。そしたら、CCNPの勉強前には気づかなかった設定ミスを発見し、修正することができたのです。以前はConfigファイルを読むことができませんでしたから。
修正しなければ結構な大問題になっていたところでした。資格取得が顕著に仕事に役立った例ですね。
 
また、ネットワーク機器ベンダさんや、お客様と話をするときも、ネットワークについてかなり自信を持って議論することができます。今までだと自分の知識にまだ不安がありまして、「この点は持ち帰り確認させていただきます・・・」となってしまうことがあったのですが、最近は何か技術的なことを聞かれましても、その場で回答することができるレベルになってきています。
 
3.キャリアアップにつながる
 
そして、CCNPはキャリアアップにつながります。
 
私が勤めている会社では、CCNPを取ったからといって、出世できるわけではありません。
しかしながら、CCNP取得のための勉強をしていることを効果的にアピールするとともに、2で挙げたような実績を上げることで、よりレベルの高い仕事を任せられるようになります。
 
私の例ですが、今、とある会社のとあるネットワークの設計をメインに担当させていただくことになりました。今までだと、他の人に回っていた仕事であります。
 
キャリアアップに直結するわけではないのですが、CCNP取得がより高いレベルの仕事を担当することにつながり、その仕事に従事していくことでキャリアを積んでいくことができると考えられるのです。
 
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CCNP取得には、CCNAと合わせると計5教科の合格が必要になります。
かなり大変でありまして、途中でくじけそうになることしきりでしたが、ネットワーク基礎知識の習得には最適であります。オススメです。
 
ま、当然のことながら、まだ”はじめの一歩”でありまして、さらなる研鑽を積んでいかねばなりますまい。
Cisco資格もまだ残っています。次はCCDAとCCDPですな。

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CCNP CIT試験合格!

CCNP資格取得のための4つの試験のうちの1つ、CIT(642-831J)に合格することができました。
これではれてCCNPになることが出来ました。
 
<はじめに>
シミュレーション問題が非常に難しい試験でした。
BCRAN同様、CITについての合格体験記とか、受験記もあまり無いようなので、詳しく書き込むことにします。
 
<参考書>
 


CCNP Self‐Study:CCNP CIT試験認定ガイド―CCNP CIT試験#642‐831対応

 
これを用いました。
今回は日経BP社の本は使用しませんでした。他の3冊があまり役に立ちませんでしたので。
基本的に参考書は上の本のみでいけると思います。
ただし、CITは今までの試験知識が求められるので、BSCI/BCMSN/BCRANの復習は必須となります。
 
<勉強の方法>
 
勉強期間は”1週間”でした。
CITで新しく求められるのは、トラブルシューティングの技法ぐらいのもので、後は今までの復習です。なので1週間にしました。人によって違いがあると思うので、あくまで参考まで。
 
問題集は、「ネットワークのおべんきょしませんか」のCIT問題集を使いました。内容は悪くはないのですが、現段階で誤字脱字が多いので、修正作業に時間がかかるのが難であります。
 
<試験当日>
試験は、シミュレーション問題が難しかったです。
1つの問題に20分程度かかってしまいました。これでかなり焦ってしまって、他の問題もあまり手に付きませんでした。結局はたまたぎりぎりでの合格になってしまいました。
 
<反省>
・シミュレーション問題の失敗が反省点です。その反省を生かし、今後受験される方に、僭越ながらアドバイスしますと・・・
 
シミュレーション問題ではベースラインと実際の設定の比較を事前に行うべき!!
 
となります。
 
当たり前と言えば当たり前のことです
 
まず”ベースライン”とは何でしょうか。実際のネットワークでは、ベースラインといったらネットワークの設定表とトポロジ図にあたります。試験では、試験問題とシュミレータのトポロジ図になります。まずはこの2つをしっかりとおさえましょう。特にIPアドレスやサブネットマスク、ルーティングプロトコルはしっかりと把握します。
 
その後、ルータやスイッチの設定を見ていくのですが、人によってやり方はそれぞれでありましょう。私は「show ip interface brief」で物理層/データリンク層の問題をチェックし、修正していきました。
・・・これが間違いでした。
「show ip interface brief」で問題をチェックするのはいいのですが、これで問題を短絡的に考えてすぐに修正していってはいけないのです。問題は複合的に絡み合っていますので、教科書通りに、
 
1.症状に関する情報の収集
2.問題の特定
3.問題の修復
 
と進んでいきましょう。
 
特に「show running-config」で、ベースラインとの違いをおさえることを忘れてはいけません。これが本当に大事になります。問題の修復を急いでしまいがちなのですが、必ずベースラインの把握からはじめ、コンソールからの情報の収集、問題の特定を経て、修復を行うことが大事であります。
 
<終わりに>
シミュレーション以外はそれほど難しくはありませんでした。
これでやっとこさCCNPです。よかったよかった。
CCNPについては別途まとめて記述することにいたします。

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CCNP BCRAN試験合格!

CCNP資格取得のための4つの試験のうちの1つ、BCRAN(642-821J)に合格することができました。
 
<はじめに>
 
こ、これが・・・非常に非常に大変だったのです!!
BCRANについての合格体験記とか、受験記はあまり無いようなので、詳しく書き込むことにします。
 
<参考書>
 
いつものごとく、
 


Cisco CCNP認定ガイド BCRAN編 642-821対応

 
と、
 


CCNP Self‐Study:CCNP BCRAN試験認定ガイド

 
を用いました。
しかし、日経BPの方はほぼ使いませんでした。BCMSNの記憶があって、どうも日経BPの認定ガイドには疑問があります。BCRANもあまりわかりやすいものではありません。
 
<勉強の方法>
 
まず、勉強期間は”2週間”でした。
1週目は、テスト範囲の理解に努めました。私はSONY CLIEを持っているので、SoftBankの認定ガイドを読んでは、CLIEに整理していきます。
 
BCRANはshow/debugコマンドがよく出ると言うことで有名です。
なので、特にコマンドは一覧にまとめて整理しておきました。
 
2週目は、実際のテスト演習に取りかかりました。
 
CramMedia
Free-Tests.com
 
を利用し、ひたすら解いていきました。
 
しかし、出てくるわ出てくるわ、理解していない問題が。
もう本当に大変で、問題解いては認定ガイドを読み・・・の繰り返しでした。前日なんて朝方までチェックしていました。
 
<試験当日>
当日も2時間近く前に試験会場の側に行って、CLIEに書きためた情報のチェックを繰り返します。「これでどうにかなるだろー」と思ったのですが・・・
 
どうにもなるものではありませんでした(笑)
 
非常に難しいのです。微妙な問題が出てくるのです。
守秘義務の関係で細かくは話せませんが、シュミレーション問題もやり終えることができませんでした。本当にひどい出来でした。
 
しかし、最後の問題を解き終わったら、奇跡的に合格していました。
シュミレーション問題とかは部分点が認められるっぽいので、あきらめずにできるところまでやっておくのが肝心です。
 
<反省>
・勉強期間は長く取っておくべきでした・・・
 
・さんざん理解したつもりだったのですが、show/debugコマンドの理解が浅かったです。こちらは本当に細かいところまで抑えておく必要があると思います。
 
・上記文献では足りないところがあります。例えば”リバースTelnet”。モデムの設定を行う際に、モデムにアクセスする手法です。非同期通信では非常に重要なところでありますが、上記文献には記述があまりありません。
 Ciscoのページに情報が一応ありますが、これでもまだ足りないと思います。
 後に確認したのですが、
 


CCNP Self‐Study:BCRAN認定テキスト 第2版

 
 こちらの本には”リバースTelnet”について、設定例まで載っています。是非参照するべきです。というか、認定テキストの方を買うべきかも。
 
<終わりに>
もう私は疲れました(^^;;。
あまりに疲れていたので、用事を一つすっぽかしてしまいました。
しかし、合格して何がうれしいって、もう二度とBCRANを受けなくて済むのがうれしいのです(笑)
 
いやはや、つらい試験でありました。

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CCNP BCSI試験合格!

CCNP資格取得のための4つの試験のうちの1つ、BCSI(642-801J)に合格することができました。
 
ルーティングプロトコルについての知識が求められる試験です。
RIP/IGRP/EIGRP/OSPFといったおきまりのものの他、IP-VPNや通信キャリアでしかお目にかかれないBGP、なおかつ日本ではあまり見ることのないであろう、Integrated IS-ISについてまで、詳しく把握している必要があります。
 
風邪引いていたので、勉強が大変でした。くたびれました。
 
さて、参考書ですが、
 


Cisco CCNP認定ガイド BSCI編―642-801対応

 
を用い、
 


CCNP Self‐Study:CCNP BSCI試験認定ガイド―CCNP BSCI試験#642‐801対応

 
をリファレンスとして使いました。
 
しかし、一番役だったのは、
 
30Minutes Networking
 
です。各ルーティングプロトコルについて、対話形式で説明されています。すばらしくわかりやすい。このサイトで基本的な仕組みを理解し、上記の参考書にあたるというのが、一番効率の良い勉強方法だと思います。

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CCNP BCMSN試験合格!

CCNP資格取得のための4つの試験のうちの1つ、BCMSN(642-811J)に合格することができました。
 
まず参考書として以下のものを使っていたのですが、
 


Cisco CCNP認定ガイド BCMSN編―642-811対応

 
これが大失敗でした。
BCMSNというのは、CiscoのL2/L3スイッチ(いわゆるCatalyst)についての試験です。最近のCatalystはSupervisor IOSという、ルータのIOSに近いOSを搭載しています。試験もそこが問われるわけです。
 
んが、この本はCatalyst OSという、古いOSについての記述がかなり多いのです。試験にあまり関係ない部分の記述は苦痛でしかありません。
 
また、試験範囲も完全にカバーしているとは言えません。MST(Multiple Spanning Tree Protocol)の記述なんて少ないですし(試験には必須なのですが)。
 
ということで、私は途中から、
 


CCNP Self‐Study:CCNP BCMSN試験認定ガイド

 
こちらの方に切り替えました。
Supervisor IOS中心の記述ですし、試験範囲も網羅されています(Cisco Pressなので当たり前ですが)。ちょいとお高いのですが、CD-ROMも付いてると考えればリーズナブルな気もします。
 
ま、合格できたのでよしとしましょう。
次はBSCI取得ですな。

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CCNA取得!

本日、めでたくCCNA試験(640-801J)に合格することができました。
 
実は一週間ほど前から試験勉強をしておりました。
・・・しかし、得点はぎりぎりでした。1ヶ月くらいはじっくりと時間をかけるべきです。
 
CCNA試験を実際に受けて、思ったのは・・・
 
<何はともあれシミュレーション問題>
 
・シミュレーション問題チュートリアルがない
 
現在、日本のCiscoサイトではシミュレーション問題のチュートリアルが公開されてないみたいです。代わりに英語のサイトでしたら公開されているので、事前にそちらをチェックするべきです。
 
CCNA問題チュートリアル(英語)
 
ちなみに、ルータにログインするときには、ロールオーバーケーブルで接続されているPCをクリックします。なかなか凝った作りになっています。
 
なお、試験直前にも触ることができます(こちらは日本語版)。しかし事前に確認しておきたいですよね。そんなときに上記のサイトを利用してください。
 
・ボタン押しても入力されない?
 
実はシミュレーション問題の1問目に30分近くかけてしまいました(^^;;あやうかったです。
 
ま、間違いは単純なIPアドレス入力間違いだったのですが、これがくせものです。いつも通りにタイピングしていたのですが、うまく入力できないことがあるのです。私としては入力したつもりだったのですが、シミュレーションソフト側で入力を受け付けていなくて、結果としてIPアドレス入力間違いになっちゃいました。入力するべき桁が少なかったのです。「192.168.10.1」が「192.16.10.1」みたいに。
#「sh run」して見落とす私もどうかとは思うのですが(^^;;
 
くれぐれも入力はしっかりと確認しましょう。
 
<そのほか>
 
・2時間しか寝てなかったので疲れました(おいおい)。
 
・問題をやり直せないのはつらいですね。次のページに行くボタンを押した瞬間に間違いに気づいた問題もありました(当然ながら戻れない。ひどい)。
 
・試験問題ソフトが前と一緒でした。アール・プロメトリックの試験は約6年前からお世話になっているのですが、私の記憶が確かならば、インタフェースが全く変わってません。いいのかそれで。
 
以上、何らかの参考になれば。

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