石牟礼道子『苦海浄土』

石牟礼道子『苦海浄土』を読みました。

水俣病を忘れてしまっている私たちに忘れるな忘れるなと迫ってきます。ルポルタージュとして読んでしまいましたが、渡辺京三の解説にある通り、聞き書ではなく、石牟礼道子が人々の心の声を聴き取って書いたものだとのこと。時として幻想的な表現もあり、一つの文学作品として成立しているんだと思います。

読み継がれるべき名著。

今年12冊目。
※図書館で借りた本。

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