PMP試験合格体験記 その1.試験前準備

PMP試験に合格しました。
 
PMP試験はProject Management Professionalの略でありまして、PMI.orgによって実施されるプロジェクトマネジメントの経験や知識を問う試験であります。合格するとPMPとして認定されます。
 
この資格を取っていないと、色々と支障が出る今日この頃。
(入札条件になっていたりします)
前々から取らなきゃなあと思っていたのですが、一念発起して受験しました。
 
せっかくなので合格体験記、といいますか、勉強方法やポイントを記したいと思います。
 
■公式なプロジェクトマネジメント研修の受講(35時間)
 
35時間分の研修を受ける必要があります。
私が所属する会社では、一定の条件を満たせば研修に行くことができます。
が、仕事が忙しく、業務時間帯を使うことはできませんでした。
そこで、プライベートの時間を使って研修を受けることにしました。
 
色々と探したのですが、NetLearning社のe-Learningサービスを利用しました。
「PMI公式認定 ITプロジェクト マネジメント(35 PDU取得)」というコースが開講されています。
PMI公式認定なのですが、PMBOKありきではなく、実践的なPM知識を学ぶことができます。試験に直結はしませんが、オススメであります。
 
■プロジェクトマネジメント経験の登録
 
PMIのホームページにて、試験申し込みを行います。
・・・その前に、プロジェクトマネジメント経験を登録する必要があります。
この方法については、色々なHPに情報がありますので、詳細は割愛します。ポイントのみ記します。
 
経験を登録する際に悩ましいのが、自由記述欄であるdeliverablesです。
deliverables、すなわち経験したプロジェクトの要素成果物を書きます。
設計書等、deliverablesを書けばいいと思いますし、そのように薦めているHPもあります。しかし、何も考えずに成果物を書くと、失敗します。
 
私は失敗しました。PMIからメールが来て、書き直すように指示されました。
 
失敗しないためのポイントは、
 
プロセス群(立ち上げ、計画、実行、監視コントロール、終結)毎に要約された要素成果物を記述すること
 
です。
立ち上げだったら、プロジェクト憲章とか、実行だったらプロジェクト計画書とか。
PMBOK第3版の3.2章に載っている、すなわちプロジェクトマネジメント経験がわかるdeliverablesを記載する必要があります。
 
ひとつのプロジェクトでプロセス群のすべてを経験する必要はありませんが、自分が経験したとして登録するプロジェクトすべてで見たときに、プロセス群は全て経験している必要がある模様です。
 
意外にこのポイントは情報共有されていないようなので、記載しました。
 
■受験費用の支払い
 
プロジェクト経験が認められると、試験の申し込みになります。
PMI.orgに対して試験を申し込む形になります。クレジットカードで支払いします。
その後、試験を受けていいよー、という連絡が来ますので、しかるべき試験機関(プロメトリック)で試験申し込みをします。
 
連絡が来る際、運の悪い人は監査対象になるようです。
私は運よく監査対象にはなりませんでした。
 
■試験申し込み
 
プロメトリックで試験申し込みを行いました。
普通の申し込み方法とは異なります。PMP用の申し込み手段があります。サイトが重い!重すぎる!!かなり時間がかかります。
試験会場は、現時点で4箇所しかありません。
あまり空いていないので、早め早めに申し込みましょう。
 
■試験
 
試験はいつものWBTです。プロメトリック慣れしている人ならWBTはお手の物でしょう。
4時間かかります。ぐったりです。
 
試験およびその対策については、別途
 
cf.)
PMBOKの“主語”


 

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