ドキュメンタリー一覧(2008/12)

2008/12に観たドキュメンタリー。46編。
 
ラフに雑感を記しています。
敬称略。
 
今月は医療問題が多く取り上げられていた気がします。
ディスカッションベースの、
 
NHKスペシャル「医療再建 医師の偏在 どう解決するか」(2008/12/21放送)
 
を挙げておきましょう。
今起きている、妊婦のたらいまわしなんてありえない。急ぎ取り組むべき問題です。
 
医療問題のドキュメンタリー以外では以下のものがよかったかな。
 
NHK ETV特集「新しい文化「フィギュア」の出現 ~プラモデルから美少女へ~」(2008/11/30放送)
NHK ETVワイド ともに生きる「【大阪発】こんな福祉番組が見たいねん!-きらっと改革委員会・発展編-」(2008/12/6放送)
NHKスペシャル「あなたは死刑を言い渡せますか ~ドキュメント裁判員法廷~」(2008/12/6放送)

 
今年の半ばからドキュメンタリーを見始めたのですが、視野が広がりました。
来年も見ていこう。


■NHK ETV特集
NHK ETV特集「長すぎる休日 ~若年認知症を生きる~」(2008/11/23放送)
 ⇒若年認知症の人々を描く。社会的なサポートが必要です。最近になって色々な取り組みが行われ始めていますね。
 
NHK ETV特集「新しい文化「フィギュア」の出現 ~プラモデルから美少女へ~」(2008/11/30放送)
 ⇒「フィギュア」に特化しているのが興味深い。フィギュアはイベント等で販売されますが、それは「当日版権」によって、その当日だけ版権が与えられて、フィギュアの販売が可能になっているとのこと。海洋堂の歴史を振り返っていました。サブタイトルのとおり、もともとは模型製作からスタートし、現在はフィギュアの製作に至ります。番組で取り上げられるのはボーメ(BOME)氏のコーティカルテですが、いや、美しかった。見事でした。
 
NHK ETV特集「漁火(いさりび)は守れるか ~鳥取・イカ漁師たちの海~」(2008/12/7放送)
 ⇒原油高の中の漁師達の姿を描く。原油高も落ち着いてきたので、少し状況は変わっているかもしれません。
 
NHK ETV特集「加藤周一 1968年を語る ~「言葉と戦車」ふたたび~」(2008/12/14放送)
 ⇒2008/12/5に亡くなった加藤周一さんの最後の言葉。「プラハの春」を中心として1968年を再構成する。
 
NHK ETV特集「ある地域医療の“挫折” ~北海道せたな町~」(2006/5/20放送)
 ⇒「平成の大合併」で生まれた「せたな町」。旧瀬棚町で活躍した村上智彦医師はこの町を去ることになりました(今は、夕張で活躍していていますね)。なぜ彼が町を去ることになったのか、その経緯を描きます。さて、興味深い点はいろいろありましたが、アナウンサーの人が重要な点をさらりと言っていました。旧瀬棚町の人々は、合併前の予防医療への取り組みなどの継続を求めていたのですが、旧瀬棚町以外の町からの反発があったようなのです。「それまで条件に恵まれていた瀬棚のエゴではないか」と。評価の高かった旧瀬棚町を参考に、たとえば税金増やしてでも、町の医療を組み立てるように検討すべきであったのに、なぜか旧町間での対立が生まれてしまっています。旧町間で対立する必要はありません。誤った対立です。
 しかしこれは、合併で行政のサービスが低下しているいい例です。合併については東京新聞 2008/11/25 社説でも論じられていました。住民とのつながりが薄れたり、かつて役場があった街が寂れたりと問題点が出てきています。
 
NHK ETV特集「知られざる殉教者 ~ペトロ岐部を描く~」(2008/12/28放送)
 ⇒画家・松井守男氏が大作「ペトロ岐部へのオマージュ」を描きます。ペトロ岐部という人物は初めて知りました。日本人として、聖地エルサレムに初めて行った人でもあります。
 
■NHK ETVワイド ともに生きる
NHK ETVワイド ともに生きる「【大阪発】こんな福祉番組が見たいねん!-きらっと改革委員会・発展編-」(2008/12/6放送)
 ⇒2時間にもわたるディスカッション。生放送でよくやったなあ。
 
■NHKスペシャル
NHKスペシャル「あなたは死刑を言い渡せますか ~ドキュメント裁判員法廷~」(2008/12/6放送)
 ⇒裁判員制度については、何で刑事裁判からなのか、というのが一番の疑問であります。しかも量刑までも判断しなければなりません。民事や行政訴訟からはじめれば良かったのに。刑事裁判であっても、軽微な犯罪に限るとかそういうことも考えるべきでした。模擬法廷は本格的で臨場感もあり、擬似的に参加しているような感じで非常に参考になりました。
 
NHKスペシャル「追跡!“国産食品”偽装」(2008/12/14放送)
 ⇒食への不安が増す中で、“国産”の価値が上がっており、偽装が生まれています。偽装せずに、たとえば“中国産”などとして産地を明確にすると、さっぱり売れなくなります。かたや中国では、評価の低い日本ではなくて、他の国に輸出しようという動きが出てきています。
 
NHKスペシャル「医療再建 医師の偏在 どう解決するか」(2008/12/21放送)
 ⇒医師や患者、専門家が医療の再建を巡ってディスカッションします。2点ほど指摘しましょう。一つ目は政治家が不在だったということ。官僚ではなく、政治家が出てこないとおかしいです。番組が政治家を呼ばなかったのか、取り組んでいる政治家がいないのか。どちらとしても間違いです。二つ目は、医師会の人が言っていた医師の「自律」についてです。自律性に任せてはダメでしょう。医療再建のために、地域への割り当てや専門科の割り当ての数を決める等、自律性ではなく、計画性が必要です。そうしないと何も変わりません。そもそもこの問題は緊急性があるというのを忘れてはいけません。すぐにでも取り組まないといけない問題です。計画的な取り組みが急務だと思います。欧州諸国はすでに取り組んでいます。
 
■フジTV ザ・ノンフィクション
フジTV ザ・ノンフィクション「特選集年末編 見上げれば東京タワー」(2008/12/7放送)
 ⇒東京タワーの周りで生きる人々を描く。うなぎ職人目指していた若者の今は少し残念でした。
 
フジTV ザ・ノンフィクション「特選集年末編 知るも知らぬも道玄坂 2年後」(2008/12/14放送)
 ⇒道玄坂の串揚げのお店。親父さん、遊びすぎ。すべてはそこに原因あるね。
 
フジTV ザ・ノンフィクション「特選集年末編 負けんじゃねぇ~神田高校・校長更迭を考える」(2008/12/21放送)
 ⇒九回ツーアウトから、今まで公式戦に出たことの無いバッターが代打に立って、ヒット打って、そこから逆転ですか!すごいメークドラマだ。感動してしまいました。その後、校長が服装や態度で合否決めたのが問題になり、校長は更迭されることになりました。学校内からは復職の要求が出ています。詳細はよくわかりませんが、服装・態度でボーダー引くのではなく、面談で総合的に判断すればよかったのかも。
 
■NHK ドキュメント にっぽんの現場
NHK ドキュメント にっぽんの現場「アサギマダラの“心”に迫れ ~謎のチョウ 1500キロの旅~」(2008/12/13放送)
 ⇒毎年、秋になると日本列島を北から南へ渡り鳥のように移動するチョウ、アサギマダラを観察する人々を描く。小さなチョウが1,500キロ移動するんです。初めて知ったなあ。
 
NHK ドキュメント にっぽんの現場「わらう」(2008/12/20放送)
 ⇒白血病と診断されたディレクターが、病院で出会った友人達を映し出します。“死神のしーちゃん”に「ふざけんじゃねーよ」と言う3人組です。
 
■NHK きらっといきる
NHK きらっといきる「お茶から始まる夢がある~脳性まひ・佐竹吉光さん~ 」(2008/12/5放送)
 ⇒車椅子の後ろのかごを使ってお茶を売って歩いている佐竹さん。一人暮らしを目指しています。
 
NHK きらっといきる「ピアノの音色に思いをのせて~左半身まひ・佐々木秀平さん~ 」(2008/12/12放送)
 ⇒左半身麻痺の佐々木さんが片手でピアノに取り組みます。佐々木さんは脳梗塞になり、左半身麻痺となりました。急になってしまうんですから、我々も他人事とは思わずに、障害を抱えた人たちのサポートについて考えるべきでしょう。
 
NHK きらっといきる「“のんき”がええけぇ~ダウン症)・毛利愛さん 石田淳也さん~ 」(2008/12/19放送)
 ⇒障害者が働く広島のお好み焼き屋“のんき”で働く人々を描く。見たとき、ちょうどお好み焼きを作って食べているところでした(関西風だけど)。広島風も作ってみるかな。広島風は、材料を皿に分けて置いておく必要があるので、なかなかめんどくさいんですよね。関西風は、材料切ったそばからボウルに入れればいいので、楽なんです。私の親父が広島出身なので、子供のころはよく広島風を食べたものです。って、思い起こしていくと広島風食べたくなってきたな。チャンレジするか。
 
NHK きらっといきる「きらっと改革委員会・反響編2」(2008/12/26放送)
 ⇒『NHK ETVワイド ともに生きる「【大阪発】こんな福祉番組が見たいねん!-きらっと改革委員会・発展編-」(2008/12/6放送)』を受けての番組。この番組ほど反省的な番組は無いですね。その点、非常に評価できます。
 
■NNNドキュメント
NNNドキュメント「ケータイ依存 もうひとつの“自分”」(2008/11/30放送)
 ⇒携帯電話に依存している若者がいます。本当に一日中携帯と一緒ですね。カラオケ歌いながら(本当に歌っている最中でも)、携帯のメールをいじっている姿には笑ってしまった。一過性のものなのかもしれませんけど。大人になっても使わざるを得ないツールですので、禁止したりするんではなくて、うまい付き合い方を子供のころから学ぶ必要がありそうです。
 
NNNドキュメント「トリアージ 命の選別 秋葉原殺傷事件の現場から」(2008/12/7放送)
 ⇒東京消防庁の救助活動を描く。けが人に付けられた目印。誰から先に救命病院に運ぶか、選別が行われています。トリアージのタグが付けられ、病院に運ぶ優先順位付けがされます。赤が最優先。黒は救命不能=病院への搬送は最後になります。しかし、秋葉原の事件現場では混乱がありました。救命できない、という判断に疑問が残りました。効率性を考えすぎているのではないか。医療の現場に効率性が入り込んでいいのか。トリアージのシステムが必要なのか。そもそも病院の受け入れ数を増やしておくというのが根本的な解決なのではないか。疑問しか残りませんでした。番組に対してではなく、医療に対して。
 
■テレビ朝日 生きる×2
テレビ朝日 生きる×2「巨大カボチャとともに」(2008/12/7放送)
 ⇒富山県で巨大カボチャを作るグループを描く。カボチャをお風呂にしていました。気持ちよさそうだったなあ。
 
テレビ朝日 生きる×2「心を結ぶ!元ホームレスの紙芝居」(2008/12/14放送)
 ⇒日本最大規模の日雇い労働者の町、釜ケ崎。大阪市西成区にあります。「むすび」というボランティアで“紙芝居劇”を後援する高齢者のグループを描く。メンバーが劇に取り組む中で、人と人とのつながり、関わりが取り戻されていきます。
 
テレビ朝日 生きる×2「喜び2倍・悲しみ半分」(2008/12/21放送)
 ⇒高齢者の共同生活を描く。まだ男女二人ですけど。興味深い取り組みです。テレビ朝日でも取材を続けるということで、注目していきたいと思います。
 
テレビ朝日 生きる×2「俺たちの竹取り物語」(2008/12/28放送)
 ⇒竹林の間伐を行い、間伐材をエネルギー資源に転用していこうとする活動を描く。こういう活動は応援したいですね。
 
■テレビ朝日 テレメンタリー
テレビ朝日 テレメンタリー「震度6強からの再生~イワナ復活にかけた開拓2世の5カ月」 (2008/12/1放送)
 ⇒宮城内陸地震で被害を受けた宮城県北部の栗原市耕英地区において、イワナ養殖を行う数又貞男さんを描く。「NHK ドキュメント にっぽんの現場「崩すな 開拓のきずな ~宮城・震災の集落~」(2008/11/7放送)」と被っているが、作りに違いがあります。テレメンタリーはちょっと美しく作りすぎ。にっぽんの現場では行政側との対立等が描かれていましたが、そういうのはまったく無かった。
 
テレビ朝日 テレメンタリー「地方クラブの逆襲~大分トリニータ もうひとつの戦い~」 (2008/12/8放送)
 ⇒Jリーグヤマザキナビスコカップを制した大分トリニータ。原靖強化部長を通じて、その躍進を描く。
 
テレビ朝日 テレメンタリー「不信 テレメンタリー2008スペシャル」 (2008/12/16放送)
 ⇒“不信”というキーワードで振り返る今年のテレメンタリーの総特集。クエ偽装。アブラボウズという魚がクエに化けていました。年金未納問題。生活保護の打ち切り。生活保護の申請書すら渡さない北九州市。「ヤミの北九州方式」です。裏では厚労省が働きかけていました。闇サイトの存在。参加者の軽さに驚きます。何かが抜け落ちている。冤罪事件。司法への信頼が揺らいでいる。
 
■NHK ドキュメント挑戦
NHK ドキュメント挑戦「”アート”で市場に にぎわいを ~沖縄県 那覇市~」(2008/12/2放送)
 ⇒那覇市・栄町市場でアートに取り組む若者を描く。
 
NHK ドキュメント挑戦「スダチかけてみてください~徳島県 徳島市~」(2008/12/9放送)
 ⇒徳島では色々な料理にスダチをかけるんですね。知らなかったな。NPO法人「TOKUSHIMA雪花菜工房」で徳島の特産物を売らんとする大学生を描く。うーん、ういういしいね。がんばってほしいな。ていうか、この積極性は見習わないといけません。
 
NHK ドキュメント挑戦「新人産科医 走る ~愛知県 安城市~」(2008/12/16放送)
 ⇒希望者の少ない産科に飛び込んだ新人医師を描く。お医者さんには本当に頭が下がります。
 
■TBS ドキュメント・ナウ
TBS ドキュメント・ナウ「独身息子の母介護 笑顔が」 (2008/12/2放送)
 ⇒私も遠くない将来にこの息子の立場になるでしょう。大変そうだが、仕方ないね。
 
TBS ドキュメント・ナウ「ついに登場 50円商売 その裏側」 (2008/12/9放送)
 ⇒50円台での勝負をする人々を描く。小売では、下手に価格を上げないほうが勝つようです。
 
TBS ドキュメント・ナウ「築地食堂街 揺れる心意気」 (2008/12/16放送)
 ⇒魚の価格が上昇しており、その影響を強く受けています。また、築地市場の移動により、不安があるようです。築地って行ったことないんですよね。行ってみようかな。
 
TBS ドキュメント・ナウ「名古屋野宿者の各々の事情」 (2008/12/23放送)
 ⇒駅に手配師が来て、仕事に連れて行ってくれるのですが、今年は手配師が来ないことも多いようです。“構造改革”の結果がここにあります。小泉純一郎率いる自民党に投票した人々よ、目見開いてこの現実を見よ。
 
■NHK みんな生きている
NHK みんな生きている「ぼくはお兄ちゃんだけど」(2008/12/5放送)
 ⇒5人兄弟の長男として活躍する小学六年生を描く。
 
■NHK ハートをつなごう
NHK ハートをつなごう「NHK障害福祉賞(2)」(2008/12/2放送)
 ⇒糖尿病で眼が見えなくなり、脳梗塞で言葉もうまく話せなくなった夫と、一緒に生活する妻とを描く。
 
■NHK 福祉ネットワーク
NHK 福祉ネットワーク「シリーズ 障害者自立支援法 改正への課題 第1回 子どもたちをどう支えるか?」(2008/12/1放送)
 ⇒障害持った子供がいる家族を地域で支える必要がある、という議論には同意しますが・・・(第2回へ)。
 
NHK 福祉ネットワーク「シリーズ 障害者自立支援法 改正への課題 第2回 ヘルパーがいない」(2008/12/2放送)
 ⇒地域で支える、と言えどもなかなか実現しません。第2回で紹介される事例では、地域でのヘルパー支給が不十分であるため、東京への引越しを余儀なくされた家族が描かれました。東京でも休日夜間のヘルパーが見つからないため、母親が介護せざるを得ず、地域に残った子供達とは別々の生活が続いています。
 
NHK 福祉ネットワーク「シリーズ 障害者自立支援法 改正への課題 第3回 徹底討論・現状と課題」(2008/12/3放送)
 ⇒京極高宣氏が「中高所得の人はまた大変な負担をしなくちゃいけない」とか言っているんですが、中高所得の人は大変な負担をするべきです(少なくとも私は負担を受け入れます)。所得を得ている人は、社会保障の負担を負うべきなのです。いま所得得ている人も、急に所得失う可能性があるのです。情けは人のためならず、です。
 
NHK 福祉ネットワーク「あなたのやさしさを -NHK歳末・海外たすけあい-」(2008/12/4放送)
 ⇒歳末助け合いは12/25まででしたか・・・。間に合わなかったな。
 
■テレビ朝日 報道発 ドキュメンタリ宣言
テレビ朝日 報道発 ドキュメンタリ宣言「なぜ私が収監されるのか ~高知白バイ事故の真相~」(2008/12/1放送)
 ⇒テレビ朝日 テレメンタリー「それでも、証拠は動かない~高知白バイ衝突死2~」 (2008/11/17放送)と被っている。うーん。被っている以上、踏み込んでほしかったところ。民事裁判と、被害者である白バイ隊員、ならびにその家族に眼を向けてほしかったところです。それが無かった。うーんダメですな。それにしても、やっぱり高知高裁の判断が拙速でした。高知高裁 柴田秀樹裁判官の責任を追及するべきですが、高裁だと追及のしようが無いんですよね。最高裁は投票が効くんですが。「何か腑に落ちん」という生徒の言葉が印象的でした。そういう裁判をしてはいけません。
 
テレビ朝日 報道発 ドキュメンタリ宣言「空っぽの心に陽が昇る ~児童養護施設の1年~」(2008/12/8放送)
 ⇒テレ朝 テレメンタリー「空っぽの心に陽が昇る~児童養護施設の1年~」と被っている。内容が充実しているので、リメイク版というべきでしょうか。
 
■TBS 水曜ノンフィクション
「景気悪化~失業~解雇…。負の連鎖、日本は今?」(2008/12/3放送)
 ⇒景気悪化の現状を伝えます。本当にヤバいというのが伝わってきます。「八王子自動車教習所」は破綻したんですね。うーん、結構衝撃でした。
 
「医療現場の最前線~医師と患者の間で何が起きているのか?」(2008/12/10放送)
 ⇒救急車のたらいまわし問題。救急等は人気が無いので、診療科の人数にばらつきが発生してしまっています。また地域の医者不足も深刻。それらの問題を受け、臨床研修制度の見直しも行われつつあります。具体的な制度の見直しが検討されていることは今回初めて知った次第。
 番組は色々と映し出していて、緊急医療が終わり、ダラダラしている医師達の姿を映しているのが興味深い。誕生日を病院で過ごしている同僚を見て、ある医師が言います。「こうやって離婚率が増えるんですよね。ホントに医者って」
 
「食卓から消える!? 世界サカナ争奪戦」(2008/12/17放送)
 ⇒魚を巡る状況を取り上げています。NNNドキュメント「食い尽くされた海 カニ密輸ビジネスの果てに」と少しかぶっているかな。鮭が海外に輸出されているのは知りませんでした。うーん、確かにアブラの乗った鮭=養殖の輸入品の方がおいしいですから、国産ではなく輸入品を選んじゃうのかも。

2 Replies to “ドキュメンタリー一覧(2008/12)”

  1. 10リットルまでの水しか入らないバケツには、11リットルの水は入りきれません。
     
    1リットルの水がこぼれてしまった事で、周囲の人間が「なんだこのクソバケツ!」と足蹴にしたら、
     
    バケツが凹んで、10リットル入れられたはずの物が、9リットルまでしか入らなくなりました。
     
    …っていうのが、今の日本の医療崩壊(ていうか、マスコミによる医療破壊)の現状。
     
    教訓とかそういう以前の問題。
     
    …。
    ……。
    ………。
     
    …マスコミの医療破壊は大成功ですね。
    http://punigo.jugem.jp/?eid=503
    http://punigo.jugem.jp/?eid=500
    http://punigo.jugem.jp/?eid=495
    http://punigo.jugem.jp/?eid=491

  2. “マスコミによる医療破壊”というのは正しくないでしょう。
    今月紹介している、
     
    ・NHKスペシャル「医療再建 医師の偏在 どう解決するか」(2008/12/21放送)
    ・水曜ノンフィクション「医療現場の最前線~医師と患者の間で何が起きているのか?」(2008/12/10放送)
     
    とか見て思うのですが、“マスコミ”と括るのは間違いです。医療の問題をちゃんと伝えて議論しようとしている番組は存在するので。
     
    それ以外の点については、そちらのブログにコメントしますね。

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