宮地弘子『デスマーチはなぜなくならないのか IT化時代の社会問題として考える』

宮地弘子『デスマーチはなぜなくならないのか IT化時代の社会問題として考える』を読みました。
 

 
非常に物足りなさを感じる本。
何故か、を考えてみたのですが、インタビュー対象が少ないというのが一つ。あと、そもそも、デスマーチというと、組織的に死へ向かって行進していくプロジェクトでして、本書で取り上げられているのは、個人が抱え込むということで、それが私のイメージするデスマーチには合わないのであります。
「人々の社会学」という観点や、「ある社会に新たに参入した者が覚える驚きや困惑であるカルチャーショックの経験は、その社会がどのような文化的特徴を帯びているのかを知る格好の手がかりとなる」(P.78)といったフレーズは参考になりましたが。
 
今年14冊目。
※図書館で借りた本。


 

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