岡田憲治『デモクラシーは、仁義である』

岡田憲治『デモクラシーは、仁義である』を読みました。
 

 
Kindle版を買おうとしたのですが、帯が魅力的でして、新書版を買ったのでした。
 
「デモクラシーのために習慣を変えてみる」というところ、以下の4つが挙げられますが、「言葉」に目を向ける著者の姿勢は前々から変わらず一貫しています。それこそが政治を支えるからなのでしょう。
 
1.純粋合戦をやめる
2.言葉を豊かにするのにかかる費用はケチらない
3.空気ではなく言葉に縛られることにする
4.我々の政治は「よりまし選択」だと諦める
 
「純粋」になってしまうところは私もあるかも。気をつけて生きてみよう。
 
非常に参考になる本なのですが、最後に批判的なことを書きますと、「」を多用する文体なので読みにくい。引用なのか、専門用語なのか、作った話なのか、誰かの発言なのかがはっきりしないので、非常に分かりづらくなっています。あと、批判的なことを書くときにあえて名前を伏せているところ。オープンにして批判すればいいのではないでしょうか。何を守ろうとしているのか、理解に苦しみました。
 
今年41冊目。


 

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