武田邦彦『偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する』

 武田邦彦『偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する』を読みました。
 
 
 
 エコを考え直すにはいい本。いろいろな“環境によい”といわれていることを取り上げて、「ただのエゴ」であることを指摘していきます。たとえば、レジ袋をやめてエコバッグにすると、かえって石油の消費量が増えると指摘し、レジ袋をゴミ袋として利用するべきだと論じます。
 唯一評価されているのはアルミ缶のリサイクルです。もう15年以上も前の話ですが、私が高校生のときの化学の先生が「牛乳パックリサイクルは無駄である。そんなにリサイクルしたければ、牛乳飲まずにジュースを飲んで缶をどんどんリサイクルすべきだ」と言っていたことを思い出します。正しい教育でした。今にしてその先生のことを評価します。名前は忘れちゃったけど。
 
 今年53冊目。
 ※図書館で借りた本。


 

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *