門脇竜一『管理者になった人が最初に読む本』

 門脇竜一『管理者になった人が最初に読む本』を読みました。
 
 
 
 ちょうどよいタイミングだと思って手に取りました。管理者に向けた具体的なノウハウが詰まっています。
 
 ものすごく共感した箇所がありました。以下の部分です。
 
 「指示・命令は組織図通りなのですが、チーム内の情報交換も組織図通りでないといけないと思ってしまう人がいます」(P.212)
 
 そーなんです。こういう人がいるのです。情報交換をヨコ通しで行わず、いちいちタテのラインを通すメンバーを見かけることがあります。「まじめというかなんというか・・・」と正直あきれることが多かったんですが、そういう人がいるんだと、まずはきちんと理解することが必要でした。「指示・命令系統と情報の流れは異なっても良い。ヨコ同士で情報交換してもいいんだよ」と言葉にして伝えて、納得してもらわないと情報の流れは生み出されないのでしょう。
 
 他に、組織を作るときは固有名詞で考えるのではなく(AさんとBさんがいるから二人をこーしてとかではなく)、役割・ポストで考えて、その後に固有名詞を割り当てていく(リーダー2名が必要。じゃ、AさんとBさんが適任かなという風に)「工学的アプローチ」を取らなければならないというのも参考になりました。いきなり固有名詞で考えちゃうんですよねえ。「リードバランスコンパス」というフレームワークも初めて聞きました。Logical-Emotionalの軸と、Accel-Breakの軸で行動を考えるというもの。これも使ってみることにしよう。
 
 今年11冊目。


 

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