高畠通敏『地方の王国』

 高畠通敏『地方の王国』を読みました。
 
 
 
 地方政治の名ルポルタージュ。政治学における現代の古典でしょう。
 岩波現代ライブラリーから講談社学術文庫に移りましたね。
 
 五十嵐暁郎が解説を書いており、ルポ対象となった各選挙区の現在の様子を伝えていて参考になります。五十嵐らしく、女性知事の行動・成果について量が割かれています。
 
 私は社会人になって千葉に住むようになって、“金権千葉”っていうのは未だ生きているのかなあと思っていて、選挙があって新聞の地元面見たら、数多くの選挙違反が伝えられていてびっくりした記憶があります。解説によると、最近はかつてほど買収の話は聞かないらしい。しかし森田健作ってのは何なんだろうね。彼も、彼を支える千葉県民も。
 
 今年18冊目。


 

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