CCNP取得の意義について

CCNPを取得することができました。
 
合格体験記とか受験記とかいうのではなしに、CCNP資格取得の意義について、私なりに整理してみました。
 
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1.Cisco機器を中心としたネットワーク基礎知識を体系的に理解し、記憶できる
 
まず、技術というのは、”机上で得られる基礎知識”と、”実際に設定したりして身につける経験的な知識”からなると思います。
 
資格取得によって、前者の”机上で得られる基礎知識”を身につけることができます。なるほど、資格を取得せずとも、基礎知識は身につけることはできます。例えば、技術雑誌や書籍を読むことによってです。
 
しかし、そのような方法は不十分ではないでしょうか。
知識が、自分の興味ある範囲や、最新の技術動向のみに限定されてしまう可能性があります。さらに、記憶の定着の面からも不十分かと思います。特に私のような意志の弱い人間はそうなのですが、テストという形で知識が問われないと、なかなか記憶しないのです。
 
自分の専門や興味範囲外からも幅広く、テストによって自分の知識が問われる資格取得という手段で、基礎知識を体系的に理解し、記憶できるわけなのです。
 
2.仕事に役立つ
 
さらに、CCNPは仕事に役立ちます。
 
私の例を挙げますと、CCNPで勉強した知識でもって、既存のネットワークの設定を見直してみたのです(設定自体はネットワーク機器ベンダさんにお任せしていました)。そしたら、CCNPの勉強前には気づかなかった設定ミスを発見し、修正することができたのです。以前はConfigファイルを読むことができませんでしたから。
修正しなければ結構な大問題になっていたところでした。資格取得が顕著に仕事に役立った例ですね。
 
また、ネットワーク機器ベンダさんや、お客様と話をするときも、ネットワークについてかなり自信を持って議論することができます。今までだと自分の知識にまだ不安がありまして、「この点は持ち帰り確認させていただきます・・・」となってしまうことがあったのですが、最近は何か技術的なことを聞かれましても、その場で回答することができるレベルになってきています。
 
3.キャリアアップにつながる
 
そして、CCNPはキャリアアップにつながります。
 
私が勤めている会社では、CCNPを取ったからといって、出世できるわけではありません。
しかしながら、CCNP取得のための勉強をしていることを効果的にアピールするとともに、2で挙げたような実績を上げることで、よりレベルの高い仕事を任せられるようになります。
 
私の例ですが、今、とある会社のとあるネットワークの設計をメインに担当させていただくことになりました。今までだと、他の人に回っていた仕事であります。
 
キャリアアップに直結するわけではないのですが、CCNP取得がより高いレベルの仕事を担当することにつながり、その仕事に従事していくことでキャリアを積んでいくことができると考えられるのです。
 
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CCNP取得には、CCNAと合わせると計5教科の合格が必要になります。
かなり大変でありまして、途中でくじけそうになることしきりでしたが、ネットワーク基礎知識の習得には最適であります。オススメです。
 
ま、当然のことながら、まだ”はじめの一歩”でありまして、さらなる研鑽を積んでいかねばなりますまい。
Cisco資格もまだ残っています。次はCCDAとCCDPですな。


 

2 Replies to “CCNP取得の意義について”

  1. linux-masterです。
    1週間程前に、最後の科目である「CIT」に合格して、CCNPを取得しました。
     
    CCNPを取得した後で、るとるさんの
    ”CCNP取得の意義について”という記事をもう一度読もうと決めていました。
     
    今やっと資格を取得できただけなので、
    これからが重要だと思っています。
     
     
     

  2. CIT 合格しました!!⇒CCNP 取得しました!!

    本日、CITを受験しました。★874点★でCITに合格しました。3/31(木)に1回目を受験したのですが、70点も足りずに惨敗状態でした。今回はシュミレーション対策を念入りに行った結果、前回の受験から140点UPで合格できました。ここまで紆余曲折ありました。記憶が薄れる前に、今

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