西村京太郎『終着駅殺人事件』

西村京太郎『終着駅殺人事件』を読みました。

ちょっと前に湯河原の西村京太郎記念館でご本人からサインを頂戴し、作品を絶対読もうと思っていたのですが、図書館が封鎖されていたこともあって、やっと読むことができました(近所の図書館にて予約本の受け取りが可能になっていました)。

非常に面白かったです。一気に読み切りました。
トリックも、たしかにそういえばそうだったなあ、という感じで、トリッキーすぎずなるほどーという感じ。
青森〜上野のノスタルジー、そして、あまり人生がうまく行っていない人々に対する共感にあふれている小説です。

実は、両親がよく読んでいて、若い頃の愚かな私は「けっ、推理小説なんか読まねーよ」と思っていたのでした。その後、推理小説を読むようになり、若い頃の間違いを悟りました。素晴らしい世界がそこにはありました。しかしながら、西村京太郎だけは、両親への反発みたいのがまだ残っていたのでしょうか、避けていたのです。人生もったいないことをしてしまいました。。。読んでいきたいと思います。

今年33冊目。
※図書館で借りた本。

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