岡田憲治『なぜリベラルは敗け続けるのか』

岡田憲治『なぜリベラルは敗け続けるのか』を読みました。

行動を促される本。

読んでいて反省しきりでした。くさいものには蓋をする今の政権には疑問しかないのですが、政権交代のための具体的な行動をしていない自分がいたからです。

すべて参考になりますが、特に第八章の「議員には議員の仕事がある、ということ」は読んでなるほどなあと。

確かに私も「なんで動かないんだ」とか議員を厳しく評価してしまいがちでした。議員には議員にしかできないことをやっていただく必要があり、その支援をする必要があるのです。文中で鳩山由紀夫氏に、とある疑問を投げかけているのですが、確かに!と膝を打ちました。内容を書くとつまらなくなるので書きませんが、自分の強みは何か、どういう資源を持っていて、それらを活用して、世の中を動かすためにできることは何か、を考えて行動すべし、ということでしょう

あえて批判的というか、こうしてほしかったな的なことを書くとすれば最後のほうですかね。
やや感傷的に見えました。この本の流れでいくと、最後には具体的な政治参加の方法を紹介した方が、読者が現実的に行動するきっかけになったと思います。PTAの話があとがきに出てくるのですが、PTAとか会社とかプライベートとかでは、多分ですけど、そこそこ行動できている気がしています。生活に直結しますからねえ。そういうのも無論重要なのですが、いま必要なのは現実の議会政治と、我々の行動をつなげることではないかなあと思いました。

・・・という感想だけで終わってはだめですので、早速いろいろ調べ中。政党のサイトなどなど。もっと具体的に行動することにします。

今年36冊目。

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