森絵都『いつかパラソルの下で』

 森絵都『いつかパラソルの下で』を読みました。
 
 
 
 さすが森絵都である・・・。なんていい小説なのでしょうか。
 父親の過去探しが肩透かしになる。いわゆる小説的展開を望んでいるとズルっとなるんだけど、そこでの出会いが非常によい。
 
 今年88冊目。

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森絵都『カラフル』

 森絵都『カラフル』を読みました。
 
 
 
 児童文学の扱いのようですが、大人も十分に読めます。
 魂の仮住まいの場所、として自分を見れると、自分とその周りの見え方が違ってくる。生きていると一つの方向に向かっちゃったり、かたくなになったりしてなかなかそうはできないけど。本書を読んで、仮住まいする魂を仮想経験することで、自分を見つめなおすことができればと思うのです。
 
 今年87冊目。

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江上剛『絆』

 江上剛『絆』を読みました。
 
 
 
 銀行に、そしてバブルに翻弄される人々の姿が絆を通して描かれます。
 面白かった。日本経済の歴史も理解できます。
 オススメ。
 
 今年84冊目。

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