カメラを止めるな!〜エンドロールから〜

「カメラを止めるな!」を観ました!

ひじょーに面白かったわけですが、エンドロールから2つ。
ネタバレになるので、要注意。

<以下ネタバレ>

エンドロールでは、映画のメイキングの様子が映し出されます。本編は映画があって(Aとします)、そのメイキングがあるのですが(Bとします)、このBが一つの作品であります。

Bもが作品であるということは、つまり、映画があって(A)、映画のメイキング(B)があって、そのメイキングを撮影するメイキング(C)があるわけです。

エンドロールは、はじめの映画自体のメイキング(Dとします)でした。Bがフィクションであった、ということがここで明らかになります。

エンドロール(D)を見て思ったのは以下の2つ。

1.音響の存在

映画には音響が必要なのです!
が、映画(A)も、映画のメイキング(B)も、音響の存在が隠されていたと思います。映画における視覚の優位って言っていいのかな、それが明らかになっている気がします。なにせ一度しか観てないので、映画のメイキング(B)に音響が居たとしたらすいません。

2.ジェンダーの問題

映画のメイキング(B)においては、女性のスタッフが多いのです。というか、女性のスタッフが中心な気がします。

Aは、なにせリアルタイムで撮っているものなので、ドジる場面も多く、笑えます。が、実際にドジっているのは、映画自体のメイキング(D)を観ると男性なのです。DからBを振り返ると、ドジるのは女性だ、的な、ステレオタイプな視座が見て取れると思います。

・・・と、評論家的に思ったのですが、劇場を出てはたと気づきました。ステレオタイプに毒されているのは私でした。Bを観る中で、女性がドジっていて、けらけら笑っている自分が居たのです。それはエンドロール(D)があって初めて気づいたわけで、自身がそういう視座に居たというのが衝撃的でした。

以上、感想までに。

映画『この世界の片隅に』

映画『この世界の片隅に』を観てきました。
 
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#絵葉書をいただきました。
 
私の父親は、昭和20年広島県呉市で生まれ、育ったわけでありまして、私のためにあるような(←うるさい)映画でありました。
絵調はあえて最近のアニメ風ではなく、時代背景にマッチしたものであったと思います。ファンタジー要素もあり、純粋に楽しむことができました。
 
空爆や原爆のシーンは本当に辛いです。
しかし、辛いことに対してこそ、何回も対面し、忘れないようにしなければなりません。
今ここにおいても、世界で戦争は終わっていないのだし。

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佐藤忠男『映画で世界を愛せるか』

 佐藤忠男『映画で世界を愛せるか』を読みました。
 
 
 
 ちょっと古い本ですが、名著であります。
 佐藤忠男が、韓国や中国など、アジア各国を巡って映画を見て論じていきます。各国に日本の映画を紹介したり、各国の映画を日本に紹介したりするなど、佐藤忠男は映画による文化交流を進めてきた人であったのでした。
 
 今年104冊目。

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NFC映画展覧会の15年@東京国立近代美術館フィルムセンター

 二日酔いで遅くに起きたのと、英会話あったのとで、あまり遠出はできません。とはいえ明日仕事だし、今日いろいろと活動せねば、と思って、英会話帰りに東京国立近代美術館フィルムセンターに行ってきました。
 前から行ってみようと思ってたんですよね。東京駅から歩いていけます。
 
 が、道に迷う・・・。むむむ。
 
 フィルムセンター
 
 東京八重洲のあたりには画廊が立ち並んでいるエリアがあるんですね。外から作品観つつ、フィルムセンターを探しました。Googleマップにも助けてもらいつつ、なんとか到着しました。
 
 私あまり映画観ないんですが、映画を観る人にはとっておきの場所でしょう。映画上映もしていました。
 展示スペースに行って、「NFC映画展覧会の15年」を観る。日本映画の歴史がまとめられていました。最後のコーナーには各国の映画ポスターも展示されておりまして、楽しむことができました。映画も観ないとなあ。
 
 東京フィルムセンター
 
 写真はすべてLUMIX DMC-GF1Cで撮っています。

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ジュリー&ジュリア(Julie & Julia, 2009, USA)

 成田からジャカルタに向かう飛行機の中で観た映画です。
 
 エイミー・アダムスかわいいー。
 それはさておき、実在した料理研究家ジュリア・チャイルドと、彼女の料理を現代によみがえらせていくジュリー・パウエルとを、時代を交差させつつ描いていきます。料理しつつ、タイプライターとブログ、それぞれが使うメディアは違いながらも、「書く」ことを通じて自らを表現していく二人。
 時代背景も興味深く、ジュリア・チャイルドの時代はマッカーシズムが荒れ狂っていました。彼女の夫も中国に居たことを厳しく追及されます。一方、ジュリー・パウエルは現代を生きているのですが、ブログにいろいろと書くことに関して、僕が共和党員だったら大変だよ~、とか、上司に言われています。政党に属しているということ、政党の違いが大きいということ、これは日本と比較してみて興味ぶかい点でありました。
 
 オススメの映画です。
 とにもかくにもエイミー・アダムスがかわいい(そればっか)。メリル・ストリープのはっちゃけた芝居も見事であります。

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「24」の電話

CTU(テロ対策ユニット)の電話音が気になります。
外線からかかってきた電話(1つの電話を”Call”=”呼”と言います)には長音、内線呼には複雑な短音が鳴ります。
 
日本の電話機(特に会社で使用する電話システム=PBX(Priivate Branch eXchange)に繋がっている電話機)とは音が異なります。この音の違いは何なのでしょうか。その歴史が気になります。日本と米国の電話史を論じた本は抑えているので、調べてみることにしよう。
 
ちなみに私は電話システム(PBX/IP-PBX/ソフトスイッチ・・・それらいずれも)を多少は知っているのですが、この電話鳴動音は変えることができます。私は、某電話システムの米国の電話機の音(まさに「24」の音)を日本の電話機の音に変更したことがあります。
 
・・・無駄なうんちくでしたな。

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「24」見終わり

「24」を見終わりましたー。
 
しかし、
 
私の生きている間に黒人の米国大統領が誕生しますでしょうか。
私の生きている間にアイヌの日本国首相が誕生しますでしょうか。
 
衆議院議員選挙前だけに気になりました(選挙起因は7条解散ですがー)。
#それなりの投票行動はしているつもりなのですが。
 
こりゃ、シーズン2も見るしかないな。
日曜日は自宅での電話待機だし(またかよ)。

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