PMP有資格者のPMIへのPDU登録方法について
PMIのページに行って、左の「Certification Status」の「View PDUs」をクリック。
以下の3つの情報を入れて、「PMI PDU Self Report Form」にチェックし、ログインする。
PMI ID Number
⇒試験時、「PMI Certification Application Order Submitted」というメールがPMIより届いたかと思います。その中に「PMI IDENTIFICATION CODE」があります。このコードの上からたぶん数字部分のみを入れます。私の場合は上から数字七桁でした。人によって違うかも。PMIに聞けばいいんですが、めんどいので、何回かやってみるといいでしょう。
PMP Cert Number
⇒合格したときに取得するやつ。PMIのホームページにログインしたら見れますね。
Password
⇒説明書いてあります。「Enter the first four characters of your lastname」だってさ。
あとは、教育機関からもらった書類をもとに、てきとーに入力すればいけるはず。
cf.)
PMBOKの“主語”
PMPの認定証とピンバッジ
PMBOKの“主語”
PMP取得したので、落ち着いてPMBOKを読んでいます。
PMBOKを読んで気づいたのは、“主語”です。
PMBOKは“主語”に特徴があります。たとえば以下のような記述。
「プロジェクト・マネージャーとプロジェクトマネジメント・チームは、要求される品質と等級のレベルを決定し、実現する責任を負う。」
(日本語版のp.180)
PMBOKの大半の記述において、主語は「プロジェクト・マネージャー」と「プロジェクトマネジメント・チーム」なのです。
直接的な記述は無いと思いますが、PMBOKにおいては、プロジェクトをチームで支えるという思想が背後にあると思います。
ややをもすると、プロジェクトマネジメントの責任がプロジェクトマネージャ一人に過度に押しかかってしまう傾向があります。私の所属する会社、組織もそうです。
多くの本、色々な経験が示すように、リーダシップは確かに必要です。しかし、プロマネ一人でプロジェクトを支えきれるわけではありません。プロジェクトマネジメント“チーム”がプロジェクトを成功させるんだということをPMBOKは改めて気づかせてくれます。
このことはあまり意識されていないと思うんですよね。
PMBOKによると効果的なプロジェクトマネジメントに必要な5つの専門領域に、
・プロジェクトマネジメント知識体系
・適用分野の知識・標準・規制
・プロジェクト環境の理解
・一般的なマネジメントの知識・スキル
・人間関係のスキル
がありますが、これらについても以下のように説明されます。
「実際に、1人の個人がプロジェクトに必要なすべての知識とスキルを所有することは現実とはいえない。それにも関わらず、プロジェクトマネジメントを効果的に行うために、プロジェクトマネジメント・チームは全体として、PMBOKガイドの十分な知識をもつとともに、プロジェクトマネジメント知識体系、およびその他の4つの専門領域に精通しておくことが重要である。」
(日本語版のp.12)
プロジェクトマネジメントは、プロマネだけの仕事ではないのです。プロジェクトマネジメントはプロジェクトチーム全体で取り組むべき仕事であり、そうしなければプロジェクトの成功はありえないのだと思います。
PMPの認定
PMPに認定されました!!
以前書いたとおり、認定証の到着には6週間以上かかるらしい。
しかし、試験申し込み時に登録したPMI.orgのサイトにログインしたところ、PMP No.が発行されていることが確認できました。資格取得日は試験合格日となっていました。
試験直後にもPMI.orgにログインしたのですが、そのときはPMP No.未発行でした。認定がWebサイトに反映されるまでに何日かズレがあるみたいですね。
PMP合格したものの、認定されたかどうか不安な方は、PMI.orgにログインして確認することをオススメします。
PMP試験合格体験記 その2.試験対策
PMP試験合格体験記 その2.試験対策です。
(その1はこちら)
■参考書
以下の4点です。
キム・ヘルドマン/PMI東京(日本)支部『Project management professional第3版』
こちらを基本書として使用。分厚いので、4分割しちゃいました。
順序立てて整理しているのが特徴(知識分野毎にまとめているわけではありません)。
吉沢正文/落合和雄『PMP試験合格虎の巻』
こちらを問題集として使用。
知識分野毎にまとまっています。各章はじめの一覧表は、それぞれのプロセス毎にインプット、アウトプット、ツールと技法がまとまっていて、非常に参考になります。
PMBOKは参考までに買いました。あまり見ていません。これから読みます(おいおい)。
■勉強期間
約1週間。
■勉強方法
基本書読んで問題を解く。それの繰り返しです。
各プロセスのインプット、アウトプット、ツールと技法の暗記はしませんでしたが、暗記するべきです。暗記すると問題を解くのが非常に楽になると思います。
■試験中
4時間もありますが、意外にあっという間です。
トイレ休憩を一回入れましたが、後は集中して取り組むことができました。
残り時間は10分程度でした。
試験終了後すぐに結果が出ればいいのですが、試験後にアンケートがあります。英語。
これがまどろっこしい。
アンケート提出後に、結果が表示されます。
結果は合格。よかったよかった。
あとは資格証明書類を待ちます。6週間もかかるらしい・・・。
本は今年7,8,9,10冊目。
cf.)
PMBOKの“主語”
PMP試験合格体験記 その1.試験前準備
PMP試験に合格しました。
PMP試験はProject Management Professionalの略でありまして、PMI.orgによって実施されるプロジェクトマネジメントの経験や知識を問う試験であります。合格するとPMPとして認定されます。
この資格を取っていないと、色々と支障が出る今日この頃。
(入札条件になっていたりします)
前々から取らなきゃなあと思っていたのですが、一念発起して受験しました。
せっかくなので合格体験記、といいますか、勉強方法やポイントを記したいと思います。
■公式なプロジェクトマネジメント研修の受講(35時間)
35時間分の研修を受ける必要があります。
私が所属する会社では、一定の条件を満たせば研修に行くことができます。
が、仕事が忙しく、業務時間帯を使うことはできませんでした。
そこで、プライベートの時間を使って研修を受けることにしました。
色々と探したのですが、NetLearning社のe-Learningサービスを利用しました。
「PMI公式認定 ITプロジェクト マネジメント(35 PDU取得)」というコースが開講されています。
PMI公式認定なのですが、PMBOKありきではなく、実践的なPM知識を学ぶことができます。試験に直結はしませんが、オススメであります。
■プロジェクトマネジメント経験の登録
PMIのホームページにて、試験申し込みを行います。
・・・その前に、プロジェクトマネジメント経験を登録する必要があります。
この方法については、色々なHPに情報がありますので、詳細は割愛します。ポイントのみ記します。
経験を登録する際に悩ましいのが、自由記述欄であるdeliverablesです。
deliverables、すなわち経験したプロジェクトの要素成果物を書きます。
設計書等、deliverablesを書けばいいと思いますし、そのように薦めているHPもあります。しかし、何も考えずに成果物を書くと、失敗します。
私は失敗しました。PMIからメールが来て、書き直すように指示されました。
失敗しないためのポイントは、
プロセス群(立ち上げ、計画、実行、監視コントロール、終結)毎に要約された要素成果物を記述すること
です。
立ち上げだったら、プロジェクト憲章とか、実行だったらプロジェクト計画書とか。
PMBOK第3版の3.2章に載っている、すなわちプロジェクトマネジメント経験がわかるdeliverablesを記載する必要があります。
ひとつのプロジェクトでプロセス群のすべてを経験する必要はありませんが、自分が経験したとして登録するプロジェクトすべてで見たときに、プロセス群は全て経験している必要がある模様です。
意外にこのポイントは情報共有されていないようなので、記載しました。
■受験費用の支払い
プロジェクト経験が認められると、試験の申し込みになります。
PMI.orgに対して試験を申し込む形になります。クレジットカードで支払いします。
その後、試験を受けていいよー、という連絡が来ますので、しかるべき試験機関(プロメトリック)で試験申し込みをします。
連絡が来る際、運の悪い人は監査対象になるようです。
私は運よく監査対象にはなりませんでした。
■試験申し込み
プロメトリックで試験申し込みを行いました。
普通の申し込み方法とは異なります。PMP用の申し込み手段があります。サイトが重い!重すぎる!!かなり時間がかかります。
試験会場は、現時点で4箇所しかありません。
あまり空いていないので、早め早めに申し込みましょう。
■試験
試験はいつものWBTです。プロメトリック慣れしている人ならWBTはお手の物でしょう。
4時間かかります。ぐったりです。
試験およびその対策については、別途。
cf.)
PMBOKの“主語”