小泉悠『ウクライナ戦争』

小泉悠『ウクライナ戦争』を読みました。

歴史的な観点ではなく、まさに最近の動きからウクライナ戦争を解説した一冊。勉強になりました。
ロシアの主張に無理があることも改めて確認できました。
でも、勇ましく終わるのではなく、和平にどうつなげるのか、現実論を論じてほしかったと思います。たくさんの人が死んでいる以上、まず止める、というのも重要なことだと思っているからです。この点は残念。

今年14冊目。
※図書館で借りた本

エーリヒ・ケストナー+ヴァルター・トリアー『動物会議』

エーリヒ・ケストナー+ヴァルター・トリアー『動物会議』を読みました。

新聞で紹介されていたので手にとった絵本。

子どもたちを守るべく、動物たちが集まって会議して、“おえらいさんたち”を動かすという痛快な一冊。
しかし、実は自分は“おえらいさんたち”になってしまっているのではないかと、読んだ後に唸ってしまいました。

今年36冊目。
※図書館で借りた本。

ロマナ・ロマニーシン+アンドリー・レシヴ『戦争が町にやってくる』

ロマナ・ロマニーシン+アンドリー・レシヴ『戦争が町にやってくる』を読みました。

うーん、絵本とはいえ、この戦争の捉え方はどうかなあと思ってしまいました。
災難みたいな戦争。そうではなくて、戦争は人為、というのは絵本といえども捨ててはならない視点じゃないかなあと思った次第。

今年35冊目。
※図書館で借りた本。

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』を読みました。

第二次世界大戦で戦争に参加した女性たちの聞き取りの書です。
圧倒されます。電車で読みましたが、涙でうるうるでした。
ここまでの経験をした人類、なんで今も戦争をしているのでしょう。
ただただ、読むべし!それだけです。

今年20冊目。
※Kindle Unlimited

那須正幹+西村繁男『絵で読む 広島の原爆』

那須正幹+西村繁男『絵で読む 広島の原爆』を読みました。

広島の原爆を描いた絵本。解説がかなりしっかりと書かれていて、その部分は大人向けです。
忘れないために。

今年54冊目。
※図書館で借りた本。

岩崎ちひろ『戦火のなかの子どもたち』

岩崎ちひろ『戦火のなかの子どもたち』を読みました。

女性画家10の叫び』に紹介されていて、手にとった次第。

ベトナムと東京の戦火の中のこどもたち。
最後のところで、こどもたちは、わたしのちいさな、こころのおともだちと表現されます。
表紙絵だけでも見ごたえがある。
やっぱ戦争は絶対悪だな、絶対悪。

岩崎ちひろの絵本は初めて。
この本は他のとトーンが違うらしい。他のも読んでみよう。

今年55冊目。
※図書館で借りた本。

やなせたかし『ぼくは戦争は大きらい』

やなせたかし『ぼくは戦争は大きらい』を読みました。
 

 
「アンパンマン」作者のやなせたかしさんの戦争経験を取材し構成された本。
 
アンパンマンが自分の顔を差し出してアンパンを食べさせる、というのは戦争の時の飢えに苦しんだ経験から生まれたものだったのですね。
 
アンパンマンの中で描こうとしていたことが最後に書いてありました。
 
・分け与えることで飢えはなくせる
・嫌な相手とでも一緒に暮らすことはできる
 
特に後者は最近薄れているような気がするな。嫌な相手は殺す。殺しはしないでもトコトン悪く言ったり、そういうのばかり。止めたいですね。
 
今年20冊目。
※図書館で借りた本。

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