高畑勲『君が戦争を欲しないならば』を読みました。
空襲経験を語る前半と、戦争と平和について語る後半からなります。後半において、日本における「ずるずる体質」、そしてそれと表裏一体な「責任を取らない体質」が指摘されます。
ずるずる行く日本において、歯止めとしての9条は私も必要だと思います。もう解釈改憲してしまっているなか、9条無くしたら、とことん”ずるずる”行くと思うからです。
反対勢力なく、大勢に従い、寄りかかり、ずるずると進めていく。決断をもって次に移れない・・・今も昔も変わっていないように思えます。
岩波ブックレットなので短いですが、貴重な一冊。
今年29冊目。
※Kindle Unlimited