香西秀信『論理病をなおす! ――処方箋としての詭弁』

香西秀信『論理病をなおす! ――処方箋としての詭弁』を読みました。

これは良い本でしたー。非常に勉強になりました。
多義あるいは曖昧の詭弁、藁人形攻撃、人に訴える議論、性急な一般化という詭弁について具体例ともども論じられています。
人間の思考の癖を押さえておくことで、情報に接したり議論したりするときに、よりよく考えることができると思います。

今年36冊目。
※図書館で借りた本

関礼子『樋口一葉』

関礼子『樋口一葉』を読みました。

コンパクトにまとめられた樋口一葉の伝記です。伝記としては今のところこれが一番。

今年33冊目。
※図書館で借りた本

山田せいこ『樋口一葉 (世界の伝記 コミック版 18)』

山田せいこ『樋口一葉 (世界の伝記 コミック版 18)』を読みました。

子供向けの漫画ですが、侮るなかれでした。ポイント抑えられていて、伝記としてよくできている本だと思います。
これいいなあ。樋口一葉以外も読んでいくかな。

今年32冊目。
※図書館で借りた本

角川書店編『一葉の「たけくらべ」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編』

角川書店編『一葉の「たけくらべ」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編』を読みました。

「たけくらべ」の現代語訳+解説書です。解説はところどころ?な記載はあるのですが、背景情報を伝えてくれて、読解の助けになりました。
恋愛、成長、見事に描かれていると思います。
原文だけでは挫折していたと思います。こういう本はありがたい。一葉に興味が湧いたので、評伝など含めて色々と読んでみよう。

今年30冊目。
※Kindle Unlimited

高畑勲『君が戦争を欲しないならば』

高畑勲『君が戦争を欲しないならば』を読みました。

空襲経験を語る前半と、戦争と平和について語る後半からなります。後半において、日本における「ずるずる体質」、そしてそれと表裏一体な「責任を取らない体質」が指摘されます。
ずるずる行く日本において、歯止めとしての9条は私も必要だと思います。もう解釈改憲してしまっているなか、9条無くしたら、とことん”ずるずる”行くと思うからです。
反対勢力なく、大勢に従い、寄りかかり、ずるずると進めていく。決断をもって次に移れない・・・今も昔も変わっていないように思えます。
岩波ブックレットなので短いですが、貴重な一冊。

今年29冊目。
※Kindle Unlimited