中山七里『護られなかった者たちへ』

中山七里『護られなかった者たちへ』を読みました。

生活保護がテーマの一冊。
ミステリーとしては、もう少しヒント少なめの方がいいかもしれません。

今年27冊目。
※図書館で借りた本

田沼武能『カラー版 難民キャンプの子どもたち』

田沼武能『カラー版 難民キャンプの子どもたち』を読みました。

先日亡くなられて、図書館に特集コーナーがあって、その中から手にとった一冊です。
各地の難民キャンプと、そこにいる子どもたちの写真とエッセイです。最後の一文はほんと心に刻もうと思います。

「人類が幸せになるには、「平和」しかありえない。それは大人たちすべての責務だといえよう。長年にわたり、世界の子どもたちを撮り続けてきた、私の結論である。」(p.196)

責務を果たしていない私がここに居ます。

今年26冊目。
※図書館で借りた本

逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』

逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』を読みました。

素晴らしい小説。今の時代に出るべくして出た小説って感じです。

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』を読んだ後に本書を読んだ、というのも良かったです。かたや聞き取り、かたや小説ですが、いずれも戦争について深く考えさせてくれる本です。

戦争を論じるときにその傍らに是非本書を。激しくおすすめ!

今年24冊目。
※図書館で借りた本

上間陽子『海をあげる』

上間陽子『海をあげる』を読みました。

本書を読んでしばらくしてから、東京新聞で沖縄の泡消火剤が特集されているのを読みました。沖縄では基地の危険がすぐそこにあります。
最も印象に残ったのは以下の一節。
私に言われているようでした。

「沖縄の怒りに癒され、自分の生活圏を見返すことなく言葉を発すること自体が、日本と沖縄の関係を表していると私は彼に言うべきだった。」(p.234-5)

今年23冊目。
※図書館で借りた本

荒井信一『ゲルニカ物語―ピカソと現代史』

荒井信一『ゲルニカ物語―ピカソと現代史』を読みました。

パナソニック汐留ミュージアムで開催されていたピカソ展を観たこともあって手にとった一冊。
ゲルニカをめぐる現代史です。

今年22冊目。
※図書館で借りた本