高水三山から御岳山ロックガーデンへ
伊藤計劃『ハーモニー』
伊藤計劃『ハーモニー』を読みました。
終わり方は残念です。ハーモニーは崩せなかったのでしょうか。トァンが「下山してまもなく」老人たちは決断したとありますが、トァンの「肩に世界がかかっている」とまで上司から言われる中で、トァンは行動していて、それは周知のことだったんだから、下山後にミァハを殺したことを伝えれば、社会と構成員との完全なる一致は止められたのではないか。と思った次第。ちょっと終わりが急ぎすぎではないでしょうか。
あと、「大災禍」の後とはいえ、「生府」による支配を市民は受け入れるのかというのも気になりました。
しかし、こないだの参院選のように、めちゃくちゃな憲法草案を書いていても、景気良くしてくれそうな政府であれば支持されるわけです。そう考えると「大災禍」のあとで生命・健康を最大限尊重してくれるのであれば、市民は自由やプライバシーを手放し、「生府」による統治を大いに支持してしまうのかもしれません。
今年38冊目。
※図書館で借りた本。
山口雅也『ミステリーズ《完全版》』
山口雅也『ミステリーズ《完全版》』を読みました。
ミステリーの短編集です。あまり面白くは・・・。
今年37冊目。
※図書館で借りた本。
矢作俊彦『ららら科學の子』
矢作俊彦『ららら科學の子』を読みました。
タイトルは鉄腕アトムからでしたか。前々から気になっていた本でした。
30年ほど中国に渡っていた主人公から、現代の日本が見つめられます。
今年36冊目。
※図書館で借りた本。
初めての函館2泊3日 第3日目
初めての函館2泊3日 第2日目
初めての函館2泊3日 第1日目
杉山光信『モラリストの政治参加―レイモン・アロンと現代フランス知識人』
杉山光信『モラリストの政治参加―レイモン・アロンと現代フランス知識人』を読みました。
副題の方が主題です。
レイモン・アロンと、サルトル他の現代フランス知識人との関係が描かれていて、非常に興味深い本であります。
今年35冊目。
※図書館で借りた本。
楊逸『時が滲む朝』
楊逸『時が滲む朝』を読みました。
現代中国の青春小説でしょうか。天安門事件前後がシンプルな日本語で描かれています。
今年34冊目。
※図書館で借りた本。