ベッティナ ランス写真展見終わって、他の美術展のパンフレットが並んでいるコーナーをうろついていたら、東日本大震災チャリーティー報道写真展が開催されていることを知り、行ってきました。
場所は有楽町朝日ギャラリー(有楽町マリオン11F)。
省スペースな展示ながらもかなりの人たちが訪れていました。
廃墟の中から自分のお気に入りだったノートを見つけて喜ぶ少女、自分のランドセルを見つけて、机にどすっと置く少年、これらの写真からは復興に向けての希望を感じられます。
オススメ。11日まで。
義援金だけじゃなく支援金を(Think the Earth基金)
東京新聞2011年3月31日夕刊第一面に、義援金が700億円を超えるというニュースがありました。
しかし、義援金を配分する配分委員会はまだ設置されていない状況です。
そんな中、被災地での支援活動を担う団体に資金を提供する「支援金」を集める動きが出ています。紹介されていた一つが「Think the Earthプロジェクト」でした。
今こんなキャンペーンをやっています。
「支援金」どでしょ?
私は早速振り込んでみました。
私の東日本大震災(2011/3/11(金)~3/12(土))
金曜日は忙しい。
出社してメールみて、古いパソコンを返却しに行く(最近パソコンが新しくなったのだ)。
いまプロジェクトマネージャやっているプロジェクトの週次の定例会と、パートナーさん含めた定例会で、午前どころかお昼までもつぶれてしまう。いつもお昼には「たまご屋」のお弁当を食べて、一眠りするのだが、まったくそのような時間はなかった。一部メンバーは他拠点で作業があったので、エレベータまで見送る。
午後イチで、プロジェクトの予算に関するきわめて大変な話をしに、営業部ゾーンに行く。営業マネージャと担当の双方の了承を取り付ける。月曜日に客との折衝となる。その後は、私の下の子がやっているプロジェクトのレビュー。上の人たちも入ってくるので結構大変。まあなんとか順調にレビューは進み、完了となった。部課長陣と少し雑談する。
と、そのとき、オフィスがぐらっとした。あー、地震か。まあこういうインテリジェントなビルは少しの地震でもかなり揺れるからねえはっはっは、と話していたら、どんどんどんどん揺れが大きくなってくる。打ち合わせ卓をつかんで耐える感じ。私のビルからは首都高が見えるのだが、首都高を走っていた車も次々に止まっていく。街路樹の揺れがすごい。ほかのビルの頂上に立っているポールとかもぐらぐらと揺れる。かなりの時間経ってやっと揺れは収まった。
部門の長が歩いてきて、しばらくそのままでいるように、との指示。静かに数分過ごす。レビューメンバーの一人が阪神淡路大震災経験者だったので、その経験を聞いたりする。両親それぞれにメール。しばらくして自席に戻ると、みんな呆然とした感じ。早い者はワンセグ準備してニュースをゲットしていた。私のグループメンバーと、課のメンバーの無事を確認した後、外出中のメンバーに思いを馳せる。電話はつながらないので、メールだけしておく。いろいろと対応したりしている間にも余震が続く。窓の外からは煙が見えた。たぶん、お台場のどこか(テレコムセンターかな)が火を噴いた模様。母親からメール。八王子そごうで地震に見舞われたらしい。歩いて自宅まで帰るとのこと。タフな60代半ばである。
私の部署はシステムやネットワークの構築/保守を行っている。しばらくすると様々な悲鳴が聞こえてくる。
「○○社様ネットワーク全断」
「△△社様、××拠点との連絡取れません」
などなど。エヴァンゲリオンかいな。
同じフロアにいる保守統制している部署にいって状況を確認する。私が担当しているうちのある一社で大きな影響が出ている模様。対応は一応できているようだ。上司に連絡だけしておく。
お客様やパートナーの状況も確認してみよう。MLにメールして安否確認。各社からすぐに連絡がきて一安心。外出中のメンバーからも連絡が来た。仕事は終わったが電車がすべて止まっているので歩いて帰社するしかないとのこと。配下の一人から連絡がこない。まあそっちもインテリジェントなビルでの仕事だから大丈夫だろう、と思っていたのだが、システム導入をしにいっていて、諸事情でまだラックがない状況であることを思い出す。そやつよりも、サーバ機器が安全かどうか心配になる(おいおい)。
お昼を食べていなかったことに気づく。でも移動するの危険だし・・・。しかーし、私のオフィスには「オフィスグリコ」がある。お菓子とアイスをいただく。うまうま。コーヒー飲んだりして少しまったりする。
てんてこまい状況の中、あるお客様がどーでもいいような見積もりの詳細に関する電話をしてくる。客なので一応対応。あんたこんな状況でよく電話かけてくるなあ、電話のリソースをなんだと思っているんだと匂わせつつ対応。信じられない。客とはいえ、この会社は使わないように、友人知人に言って回ることを決意。
連絡取れなかった者から連絡が来る。サーバは無事とのこと。よかったよかった。お客様からいろいろと配慮いただいているようでその感謝メールも送っておく。
夕方過ぎて部内招集。帰れる人は帰るようにとの指示。しかし歩くの疲れるし、インテリジェントビルはかなり快適だし・・・と考えて、オフィスで一泊することを決定(早っ)。上司がカップラーメンを買い込んできてくれる。ありがたいことです。一ついただいて食べる。おいしい。
夜になっても仕事は続く。保守統制は別のチームがやっていてお任せしているのだが、困ったことは私の部署に相談が来る。地震の影響で東日本地域の業務を行うことができないので、他の地域で業務を行おうとする会社が出てきた。そうするとシステム的にいろいろと切り替え処理を行わなくてはならない。その対応に追われる。システムだけをさくっと切り替えるだけでいいなら早いのだが、電話とかネットワーク回線とか、そういうところの切り替えが結構大変なのである。対応のサポートをして夜を過ごす。
とはいえ、夜は長いので、サポートしつつ、少し遊ぶ。PCにVMWare Playerを入れて、Windows Server 2008 R2のお勉強。やっぱり実際にいろいろといぢらないとわからないことが多い。大いに学ぶ。あと、なぜだか知らないが、ビールやサワーが確保されていたので、かなりの量を飲んでしまう(おいおい)。
そんなこんなでAM2:00頃に就寝。簡易寝袋が配布されたので、それにくるまって寝る。
・・・
8時に起床。飲み過ぎたか頭が痛い(おいおい)。上司が買ってきてくれたカップスープをいただいて目をすっきりさせる。ネットでニュースを見てみると、電車は一応復旧している様子。帰ることにする。JRが3割~5割程度の稼動ということだったので、地下鉄を乗り継いで帰宅する。途中の駅で待たされたが、意外にもスムーズに帰り着くことができた。
家がどれだけ荒れ果てているか、どきどきでドアを開けたが、意外にもそんなに荒れていなかった。本棚4つは何ら問題なし。3~4冊の本が外に飛び出してしまったくらいで済んでいる。お風呂に入ろうとしたがお湯がでない。京葉瓦斯のHPをみて、復旧方法を把握。ガス復旧させて一風呂あびる。そんで就寝。ぐー。
といった状況でした。
自らの記録として書いておきます。