佐藤泰志『黄金の服』

佐藤泰志『黄金の服』を読みました。
 

 
表題作は『佐藤泰志作品集』で読んでいたので、「オーバー・フェンス」「撃つ夏」が初見のものでした。いずれも素晴らしい青春小説。特に「オーバー・フェンス」は先に進んで行こうとする明るさが良いと思います。映画化されるので、是非とも見に行かなくては。
 
今年52冊目。

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村上春樹『風の歌を聴け』

村上春樹『風の歌を聴け』を読みました。
 

 
昔から村上春樹は合わないのですが、佐藤泰志と同世代のため、佐藤泰志の評論を読むと、ちょくちょく村上春樹の名前も挙がります。そんなわけで手に取ったのですが・・・やっぱり合いませんでした。住んでいるところが根本的に違うんだろうな。
 
今年51冊目。
※図書館で借りた本。

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佐藤泰志『そこのみにて光輝く』

佐藤泰志『そこのみにて光輝く』を読みました。
 

 
表題作は『佐藤泰志作品集』で読んだので、お目当ては第二部の「滴る陽のしずくにも」です。松本という魅力的な登場人物が現れます。第一部と比べると、ヒロイン千夏が背景に隠れてしまったような印象があって、その点が残念。しかし、佐藤泰志唯一の長編にして、モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞となった映画の原作。非常に魅力的な作品でありました。
 
今年50冊目。

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津島佑子『半減期を祝って』

津島佑子『半減期を祝って』を読みました。
 

 
表題作は30年後の日本ですが、こうなってはならないなあとすごく思わせる一遍。
「ニューヨーク、ニューヨーク」で描かれるシングルマザーの、最後のところの息子への愛情は、『火の山ー山猿記』を思い起こさせました。「オートバイ、あるいは夢の手触り」。オートバイを巡る3つの物語です。私もオートバイ乗りなので、興味深く読んだのでした。
 
今年49冊目。
※図書館で借りた本。

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エラスムス『平和の訴え』

エラスムス『平和の訴え』を読みました。
 

 
キリスト教の立場から、平和の神の口を借りて訴えられる平和論です。
 
「人間が一緒に仲よく暮らすためには、人間という共通の呼び名だけで、その上何がなくとも充分でありましょうに。」(p.24)
 
は至言であります。
 
今年48冊目。
※図書館で借りた本。

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津村記久子『婚礼、葬礼、その他』

津村記久子『婚礼、葬礼、その他』を読みました。
 

 
表題作はドタバタ劇で非常に面白い。「冷たい十字路」は十字路で起きた自転車事故をめぐって、色々な人の色々なことが描かれます。水撒きの話はドキッとしますな。ああいうことは私も実はやってしまっているのかもしれない。
 
今年47冊目。
※図書館で借りた本。

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