「天気の子」を観ました。
一回目を観たときは、前作と比べてそこまで劇的ではなかったので、いまいちな感じはしました。二回目を観たところ、これはなかなかにいいのではないかと思いました。
我々は犠牲を強いています。
経済の面でも、未来の人たちに対して。借金しまくっていますからねえ。
それに、自然環境に関しても、未来をさておいて、いまいまの経済を優先させていると思います。
未来の誰かに苦しみを押し付けている我々を問いただします。
最後の方の「取り返しがつかなくなる」の下りは興味深い。いまいまの我々に取り返しがつかなくてもいいのです。それよか、さきざきの我々にとって、取り返しがつかなくなる選択肢を取るべきではないのです。
また、誰かを犠牲にするくらいなら、「天気なんて狂ったままでいいんだ」。
最後の「僕たちは、きっと大丈夫だ」は、子供の覚悟として言わせるのではなく、大人が子供に自然に言わせるべきセリフだと思います。
みせかけの“平和”でいいのか、問いただしてくるアニメだと思いました。