スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』を読みました。

第二次世界大戦で戦争に参加した女性たちの聞き取りの書です。
圧倒されます。電車で読みましたが、涙でうるうるでした。
ここまでの経験をした人類、なんで今も戦争をしているのでしょう。
ただただ、読むべし!それだけです。

今年20冊目。
※Kindle Unlimited

那須正幹+西村繁男『絵で読む 広島の原爆』

那須正幹+西村繁男『絵で読む 広島の原爆』を読みました。

広島の原爆を描いた絵本。解説がかなりしっかりと書かれていて、その部分は大人向けです。
忘れないために。

今年54冊目。
※図書館で借りた本。

岩崎ちひろ『戦火のなかの子どもたち』

岩崎ちひろ『戦火のなかの子どもたち』を読みました。

女性画家10の叫び』に紹介されていて、手にとった次第。

ベトナムと東京の戦火の中のこどもたち。
最後のところで、こどもたちは、わたしのちいさな、こころのおともだちと表現されます。
表紙絵だけでも見ごたえがある。
やっぱ戦争は絶対悪だな、絶対悪。

岩崎ちひろの絵本は初めて。
この本は他のとトーンが違うらしい。他のも読んでみよう。

今年55冊目。
※図書館で借りた本。

やなせたかし『ぼくは戦争は大きらい』

やなせたかし『ぼくは戦争は大きらい』を読みました。
 

 
「アンパンマン」作者のやなせたかしさんの戦争経験を取材し構成された本。
 
アンパンマンが自分の顔を差し出してアンパンを食べさせる、というのは戦争の時の飢えに苦しんだ経験から生まれたものだったのですね。
 
アンパンマンの中で描こうとしていたことが最後に書いてありました。
 
・分け与えることで飢えはなくせる
・嫌な相手とでも一緒に暮らすことはできる
 
特に後者は最近薄れているような気がするな。嫌な相手は殺す。殺しはしないでもトコトン悪く言ったり、そういうのばかり。止めたいですね。
 
今年20冊目。
※図書館で借りた本。

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東京新聞社会部(編)『新編 あの戦争を伝えたい』

 東京新聞社会部(編)『新編 あの戦争を伝えたい』を読みました。
 
 
 
 東京新聞で今に続く「記憶」シリーズの文庫化。素晴らしいの一言。さすがは東京新聞である。
 山の手空襲、在韓日本人妻の苦悩、東亜同文書院、インドネシア独立戦争に身を投じた日本軍「逃亡兵」など、恥ずかしながら本書で初めて知りました。戦時下の記者の姿についても書かれており、ジャーナリズムについても考えさせられます。
 戦争が無い状態。それはそれだけで価値があるものです。殺さず・殺されることのない世界は素晴らしい。しかし、ちゃんと調べてないけど、戦争の無い状態って、経験したことないんじゃないかしらん。今もどこぞで戦争は起こっているわけで。いずれにせよ、戦争を引き起こしてはならないと改めて思った次第であります。
 
 「私の本棚(厳選)」行き確定。オススメ。
 
 今年60冊目。

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黒島伝治『渦巻ける烏の群 他三篇』

 黒島伝治『渦巻ける烏の群 他三篇』を読みました。
 
 
 
 黒島伝治のシベリア出兵経験から書いた「シベリアもの」と呼ばれる反戦作品2点とそれ以外の作品2点です。
 表題作「渦巻ける烏の群」は、少佐の嫉妬と権力によって一中隊が全滅する様子を描きだします。
 これは名著だなあ。オススメ。
 
 今年57冊目。

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