ネットワークラボを構築するためには、ルータが必要です。
ルータを買うには色々な方法があります。あえて申しますまい。
ルータを購入する前に気を付けたいのは、
1.IOSバージョン
2.Feature Set
の2つ。
1.IOSバージョン
現時点(2004.12.28)での最新版はおそらく、
12.3メインライン
12.3Tトレイン
の2つ。Tトレインは新機能実装版です。これらのバージョンに近ければ近いほど新しいことになります。バージョンにカッコが付いていたり、いろいろありますが、細かいところは専門書を参考にしてください。
(なお、Catalyst IOSは最新が12.3とは限らないのでご注意を。Catalyst IOSは選択が難しいので、本文対象外とします)
少なくとも12.x以降が欲しいところです。購入前に必ずチェックするようにしましょう。
2.Feature Set
Runa-1#show version
上記を入力すると、例えば以下のように表示されます。
Cisco Internetwork Operating System Software
IOS ™ 2500 Software (C2500-JS-L), Version 12.2
(以下略。私の保有するルータの出力例です)
この中の「C2500-JS-L」がIOSイメージのIDでありまして、これに注目であります。
JSがFeature Setにあたります。
J=「Enterprise」
S=「Plus」
ですので、このルータのFeature Setは「Enterprise Plus」ということになります。
(詳しくはこちらを参照のこと)
Enterpriseが入っていると、色々とできますのでいいかと思います(他と比べると高いですが ※)。例えば、
Runa-1#conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Runa-1(config)#router isis
Runa-1(config-router)#net ?
XX.XXXX. … .XXX.XX Network entity title (NET)
みたいな感じで、IS-ISも使用できますし。
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※ EnterpriseとIP Plusとの違いとかは私にもまだよくわかっておりません(調べたのですが、いい情報ソースがありませんでした)。