ジャン・ジグレール『世界の半分が飢えるのはなぜ?』を読みました。
父と子の会話形式で、世界の飢えの問題が取り上げられています。
自然災害、政治腐敗、穀物類の市場価格操作、戦争といった飢えの原因。国家や国際企業による、人びとを服従させるための道具としての飢え。援助の問題点や未だに残る植民地政策(モノカルチャー)。様々な点から飢えについての議論が行われています。
こういう本をテキストにして、中学や高校で教育が行われるべきですね(行われているかもしれませんが)。
名著。オススメ文献集入り決定。
今年116冊目。