藤本由香里『私の居場所はどこにあるの? 少女マンガが映す心のかたち』

藤本由香里『私の居場所はどこにあるの? 少女マンガが映す心のかたち』を読みました。
 

 
1998年に出版された本の文庫化。
知らなかったなー。これも名著ですな。
少女マンガを中心に、現在までのその変容を描き出します。
 
“性”も取り扱っており、マンガも載っているので、満員電車の中で読むのはやや恥ずかしい・・・。
ま、気にせず読みましょう。
 
少女マンガとそれ以外とを対立的にとらえる傾向が少しあるような気がします。
最後にエヴァンゲリオンとの比較がありますが、最近の少女マンガと比較し、「両者には決定的な違いがある」(p.432)として論を進めます。エヴァ知っている人からすると、ここのロジックは無理がありあり。違いを強調しすぎているような、少女マンガの独自性を訴えすぎているような傾向が気になります。
 
私の知らない漫画家もたくさん出てきます。
マンガも読まないとなあと反省することしきりです。
 
今年73冊目。


 

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