宮部みゆき『蒲生邸事件』

 宮部みゆき『蒲生邸事件』を読みました。
 
 
 
 二・二六事件が舞台のサスペンス。良かった~。さすがは宮部みゆきだ。
 
 ちなみに「二・二六事件」は“にーにーろくじけん”です。“にーてんにーろくじけん」ではありません。そもそも「・」は“なかぐろまる”であって、“てん”ではありませんし。大学のころ教授に叱られた記憶があります。
 
 あと、光文社新書版だと裏表紙に「歴史の傍観者たちのあと知恵姿勢に強烈な批判を加えた」とあります。しかし、歴史の審判というのはそういうものです。あと知恵で批判されうる、あとあと批判されたときに耐えうるのかどうか、ということを念頭に置きつつ、今・ここで活動をしていくべきなんだと思います。
 
 今年54冊目。


 

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