岩谷誠治『儲けにつながる「会計の公式」―借金を返すと儲かるのか?』を読みました。
第二章の解説はなかなか見事であります。りんごを売る商売からB/S,P/Lを説明します。今まで読んだ中でも一番分かりやすい解説でした。
中小企業診断士の勉強のときにも、B/S,P/Lを上下に重ねて考える方法を学びましたが、本書はそれを分かりやすく解説しています。B/S,P/Lを上下にくっつけた「会計の公式」で、利益の変化やキャッシュフローの変化まで把握することが可能になっています。
B/S似顔絵分析法というのが面白い。流動比率などを説明しつつも、似顔絵にすることでグラフィカルに企業のB/Sの状況を把握できます。P.213の似顔絵のイメージを持っておくと、自分の会社などの財務状況のざっくりとした把握に役立てることが出来るでしょう。
オススメ。
今年32冊目。