鳥居高(編)『マレーシアを知るための58章』を読みました。
マレーシアのクアラルンプールとマラッカに旅行をしまして、その前後に読んだ本。
生活やら経済やら政治やら、58章ものトピックが取り上げられていて、非常に興味深く読みました。
2023年の出版というのも良かった点。
おすすめ。
今年11冊目。
※図書館で借りた本
日常を楽しんで。他者に寛容でいて。
鳥居高(編)『マレーシアを知るための58章』を読みました。
マレーシアのクアラルンプールとマラッカに旅行をしまして、その前後に読んだ本。
生活やら経済やら政治やら、58章ものトピックが取り上げられていて、非常に興味深く読みました。
2023年の出版というのも良かった点。
おすすめ。
今年11冊目。
※図書館で借りた本
清水ともみ『私の身に起きたこと ~とあるウイグル人女性の証言~』を読みました。
現代で起きているとは信じ難い酷いことがウィグルでは起きています。
漫画でそれが衝撃的に描かれています。
目を逸らさないためにも。
今年7冊目
※図書館で借りた本
2024年のゴールデンウィークはシンガポールに行ってきました。
前後で読んだ本3冊のご紹介。
岩崎育夫『物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年』
→非常にわかりやすく歴史を説明しています。あまり物語調ではありませんので、そこは期待しない方が良いです。10年以上前の本ですので、改訂が出ることを期待しております。図書館で借りた本。
Nicole Damon “Singapore: An Illustrated Journey for Young Explorers: Discover the Rich Geography, History, and Culture of Singapore (Illustrated Countries of the World for Children)”
→子供向けに書かれたシンガポールについての本。イラストと文章で構成されています。内容は悪くはないと思いますが、絵が怪しい。マリーナ・ベイ・サンズの”柱”が4本だったり3本だったり・・・。その点を除けばいい本だと思います。Kindle Unlimited.
Noah Gil-Smith “Singapore: Everything You Need to Know”
→シンガポールについて色々な観点から論じられていて、非常に興味深く読みました。それぞれの章が短く、英語も極めてわかりやすかったです。話題はアートやマーシャルアーツまで及びます。おすすめの一冊。この著者はなんか一気に各国紹介本を出していますねえ。他のも読んでみるかな。Kindle Unlimited.
今年3,4,5冊目。
石坂浩一+福島みのり『現代韓国を知るための60章【第2版】』を読みました。
タイトルの通り、現代韓国を知るために。60の観点から幅広く学べます。このシリーズは良いです。
今年38冊目。
※図書館で借りた本。
伊東順子『韓国 現地からの報告』を読みました。
韓国ソウルに行く前に手に取った本。隣国を知るために。
今年37冊目。
※図書館で借りた本。
吉川雅之+倉田徹(編)『香港を知るための60章』を読みました。
無茶苦茶面白かった!
いろいろな観点から香港を知ることができます。香港に行く前に読んでおくべきでした。
一点、アートについての章がなかったのは残念・・・。
今年34冊目。
※図書館で借りた本。
倉田徹+張彧暋『香港 中国と向き合う自由都市』を読みました。
少し前の本であり、タイトルの”自由都市”というのを見ると少し悲しくなってしまいます。
が、最近の本だと雨傘運動についてあまり触れられていません。雨傘運動のことを知りたくて手に取った一冊。
現場の状況なども把握できました。イギリス植民地時代からの歴史を振り返ることもできました。
今年33冊目。
※図書館で借りた本。
野嶋剛『香港とは何か』を読みました。
民主派と本土派との違いなどの解説がわかりやすく、理解が進みました。
映画で香港史を説明する章も非常に興味深かったです。映画「十年」は観てみたいなあ。
今年31冊目。
西谷格『香港少年燃ゆ』を読みました。
2019年からの香港のデモにおいて、1人の当時15歳の少年を追ったルポルタージュ。
少年もその母親も、なかなか心のうちを明かさない、というか、明かさないままに終わります。
しかし、こういう少年がいて、デモに参加していたという記録として、非常に有意義かと思いました。
今年30冊目。
銭俊華『香港と日本 ──記憶・表象・アイデンティティ』を読みました。
だいぶお若い香港出身の研究者による一冊。
「『カードキャプターさくら』への片思い」というところの記述が興味深い。CCさくらにおいて、香港は香港として登場します。香港出身のキャラがいて(中国出身ではなく!)、広東語と英語を使います(中国の標準ではなく)。翻訳の不徹底や、キャラが中華風の設定であるところからも、日本の制作サイドとしてはアニメに中華風味付けをしたかっただけなのかもしれませんが、香港においては香港人としてアイデンティティの発揚があるなかで、好意的に受け止められたということでした。
後段では、香港において「日本」がどのように取り扱われてきたかが論じられ、イギリス占領下は「無職」だったのが、中国の民族意識の喚起だったり、逆に民族意識からの離脱の文脈で「日本」が語れれるという。日本の侵略からの解放を香港の主体性と捉えるというわけです。
他にもはじめの方はガイドブックの側面や、言語状況を紹介するページなどもあって、香港理解に役立つお思います。おすすめ。
今年29冊目。
※図書館で借りた本。