時事評など

さて、北朝鮮の件がありますが、雑多に書くと以下の通り。
 
・北朝鮮が強硬姿勢に出ることは何回もありましたが、今回は今までと違うところがある。それはなにかというと、日本が戦争出来る国になったというところです。両国の対応次第では本当に戦争になります。北朝鮮は強硬姿勢を止めるべきですし、日本は安易に周辺事態と認定するべきではないでしょう。
 
・北朝鮮に制裁を加えるのはいいのですが、以下の点に注意するべきでしょう。
 ・制裁を加えすぎないこと。戦争になります。制裁の目的は、北朝鮮内の強硬派の力を弱めること(強硬姿勢に効果が無いことをわからせる)であります。非強硬派と接触してエンパワーメントできればいいのですが、それは難しいのですなー。
 ・日本独自の制裁案はたてるべきではないと思います。北朝鮮に、日本に対する宣戦布告の機会を与えてしまうでしょう。国連決議案に則る形にするべき。
 
・私の読む新聞(日経)で見かけた記憶がないのですが、もしなんかあった場合に備えて、難民対策を立案しておくべき。どうなっているのでしょうか(なんか議論されていましたっけ?)。事前に対策練っておかないと、大混乱するでしょう。
 
・なんで米国に核があるのに北朝鮮は核持っちゃいけないの?という立論に反駁するべきものを持つべき。・・・無いのか。北朝鮮の核実験停止を求めると共に、核削減を行うプランを明確にする、といったところでしょうか。
 
・イラク戦争はやはり反省するべき。あの戦争のせいで、やっぱり核持たないとだめなんだ、となってしまいました。核拡散に力を貸してしまいましたな。
 
・米国が先制攻撃しない(体制保障)宣言と共に、北朝鮮の核実験停止というのが落としどころになりますでしょうか。

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うーん

なんで人気があるのだろう
 
景気回復と小泉さんの政策との関連は明確ではないです。
 
そうそう、小泉さんって、そんなに人気があったわけではないんですな。
去年の郵政民営化の選挙がターニングポイントになりました。改革色を出して、“敵”を作って“抵抗勢力”と呼んでキャンペーン張っていけば人気が出るわけだ。
大衆をだまくらかすのも簡単であります。

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安倍晋三の日本語

ちょっとテレビで演説を見たのですが、安倍晋三さんは日本語まともに話せないっぽいですね。何言っているのかわからないこと多々あります。
 
うーん、どうみても首相不適格ですな。
自民党も、こんなのを総裁にしないでください。

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オリンピック

なんですが、東京都民は他国を小馬鹿にする発言を繰り返す知事に喜んで投票しているわけでしょう。
 
こんな都市がオリンピック候補地の日本代表というのがなさけない・・・。
それにしても都民は何を考えてるんだかねえ。
千葉県民には理解不可能です。

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ひどいなー

こちらにありますが、「驚くべき軽さと怖さ」とはうまく言ったものです。
 
こういうのが首相候補となっていることがオドロキであります。
偏屈なナショナリズムなんだよねえ。
 
ということで、一つ運動を。
安倍氏が首相になるのに反対します。

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小泉首相の発言を巡って

朝日新聞に珍しくいい記事。こちら
 
小泉首相が息巻いているのですが、「しかし、先の戦争の指導者も祀(まつ)っている靖国神社に時の首相が参拝することの意味は語ろうとしないままだ」。
「最近は自民党内からも「首相は『心の自由』という一方で、参拝という私事を公約にした。矛盾している」(閣僚経験者)という声が上がっている」。
 
その通りですね。説明が欠けている。
 
さらに記事内に小泉首相の発言(メールマガジン上)が載っていますが、感情的で敵対的。「マスコミや識者の意見を突き詰めていくと、中国の嫌がることはしない方が良いとなるように思えてなりません」なんていうのは小泉首相の勘違い。参拝したいならしたいで、感情的にわめくのではなく、世界に対してきちんと説明し、納得を得なければならないのです。必要なのは論理的な説明であります。
 
ちなみに、国家というのは多種多様な人間が寄り集まって共に”生きる”ために存在するので、国のために”死ぬ”ことをまつる神社に首相が参拝するのは私には疑問であります。
 
それはさておき、中国に対する感情的で敵対的な発言をしているわけですが、一国の首相の感情的で敵対的な発言は、外交関係に大きく影響し、紛争や戦争に繋がりかねません。危機感があまりにも欠けているように思われます。安全保障というと、やれ自衛隊がどうのとか、ミサイル配備をしようとかいう軍事的な話になるのですが、それ以外の外交面での関係構築こそ安全保障なのです。首相が安全保障を損ねてどうするのでしょうか。
 
付け加えて穿った見方をするならば、小泉首相の発言には米国の影響があると思います。先頃の米軍再編論議にも見られたとおり、米国は中国を敵対視しています(いわゆる”対中脅威論”)。米国の現在の対中観を支える、米国に協力的な小泉首相ならではの発言であると言えましょう。
 
しかし、このような首相が有権者の高い支持を得ているわけですし。
日本と中国とで戦争にならなければいいなあ。

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女性への一つの試金石

皇室典範改正が見送られました。
慎重な言い方が相次いでいますが、そんなに女性・女系天皇を認めるのが嫌なのでありましょうか。
 
紀子さんの子供がどうであろうと、皇室典範改正を見送る決定をした自民党と、「時期にこだわるべきではない」という発言とともにリーダシップ発揮を破棄した小泉首相のことは記憶され、次の選挙結果に反映されないとおかしいです。
 
自民党への女性票が0票であっても不思議ではないと私は思います。次の選挙結果に注意しましょう。もし、自民党が女性票を減らすことがなかったならば、日本のフェミニズム運動とは何だったのかということになります。これは一つの試金石ですね。

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