中村淳彦『東京貧困女子。: 彼女たちはなぜ躓いたのか』

中村淳彦『東京貧困女子。: 彼女たちはなぜ躓いたのか』を読みました。

暗鬱たる気分になります。

何がって、貧困もそうですが、Web雑誌記事のときにコメント欄に誹謗中傷がたくさん寄せられたということでした。日本の思想というか倫理って、ずばり「自己責任論」ですよね。変えたいなあ。

あと、若い人々を苦しめているのは私の世代であるということも・・・。

本書では奨学金の返済に苦しむ人も出てきます。参考までに、日本学生支援機構(JASSO)のHPを見たところ、新しい給付型の奨学金が2020年4月から始まると書かれていました。制度の改善は今後も進めていただきたいところ。JASSOは「奨学金事業への理解を深めていただくために」という文書を作っていて、読んでみました。貸与学生の割合は、平成16年度には4.38人に1人だったのですが、平成29年度には2.69人に1人になっています。確かに「重要な社会インフラ(p.9)」ではありますが、貸与学生が増えているというのは大いに気になるところです。

できることはないか考えます。

今年8冊目。
※図書館で借りた本。

芹澤健介『コンビニ外国人』

芹澤健介『コンビニ外国人』を読みました。

コンビニで働く外国人のルポルタージュ。

彼ら彼女らは主に留学生なのですね。私はあまりコンビニは使用しませんが、吉野家の炙り塩鯖定食にハマっているので、よく吉野家には行きます。ほとんどが外国人の店員さんです。彼ら彼女らもおそらくは留学生なのでしょう。

ちょうど近くにいたので、本書に出てくる大久保、新大久保、高田馬場をうろついてみました。今までは意識していませんでしたが、日本語学校がいくつかありました。街なかには大学のパンフを持った留学生らしき若い人たちも歩いていました。

人口減の日本がいかに留学生に魅力的であり続けられるか。問題あるシステムは直さないと、東京オリンピック後に来るとされている不況や、今後の超高齢化社会も乗り切れないでしょう。そう考えさせられる一冊です。オススメ。

今年7冊目。
※図書館で借りた本。