ドキュメンタリー一覧(2008/8)

2008/8に観たドキュメンタリー。35編。
 
ラフに雑感を記しています。
敬称略。


■NHK ETV特集
NHK ETV特集「ワタシが見たニッポン ~外国人による日本語弁論大会~」(2008/8/3放送)
 ⇒外国人による日本語の弁論大会。弁論する人たちの生活も追います。司会は韓国でも活躍する笛木優子さん。はぁー、きれいな人だ(ため息)。ファンになりました。
 
NHK ETV特集「神聖喜劇ふたたび~作家・大西巨人の闘い~」(2008/4/13放送)
 ⇒小説・神聖喜劇と大西巨人。大西が舞台となった長崎県対馬を訪れます。小説は軍隊生活を描き、最近マンガにもなったようです。恥ずかしながら読んだことがない。読まなくてはー。
 
NHK ETV特集「僕たちのアイヌ宣言 ~“民族”と“自分”のはざまで~ 」(2008/1/13放送)
 ⇒アイヌ民族の若者たちによる、アイヌ文化の捉えなおし。民族の自覚も生まれているようです。ちなみに、今年の6月に「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」が国会で採択されましたね。
 
NHK ETV特集「古老の島 祈りの島 ~沖縄西表島 都会の青年と伝統の暮らし~」(2008/2/3放送)
 ⇒都会から西表島にやってきて生活する若者を通じて西表島の今を描く。
 
NHK ETV特集「父とチャコとボコ~金子光晴・家族の戦中詩~ 」(2008/1/20放送)
 ⇒金子光晴が家族と編んだ「三人」という詩集が発見されました。「三人」を読んでいきながら、金子光晴の生涯に迫ります。“戦争は下品”といった金子。詩集を買ってしまった。
 
NHK ETV特集「人生はこれからだ ~熟年劇団・にんげん模様~」(2004/5/29放送)
 ⇒プロの役者を目指す熟年の方々を追う。
 
NHK ETV特集「こうして町はよみがえった ~”移住”先進地・北海道伊達市~ 」(2007/12/16放送)
 ⇒“北の湘南”と呼ばれる伊達市。移住者の呼び込みを行い、地域再生を目指す様子を描く。
 
NHK ETV特集「消えぬ戦世(いくさゆ)よ ~随筆家・岡部伊都子の語りつづける沖縄~」(2004/6/19放送)
 ⇒許婚を喜んで戦地沖縄に送り出した自分を“加害の女”と言い、反省の上に立って活動を続ける岡部伊都子を描く。このように、反省して生きていこうとする人の姿には強く打たれます。脅迫も数多く受けたらしい。あり得ないね。今年亡くなってしまいましたね。
 
■NHKスペシャル
NHKスペシャル「南米の驚異 道具を使うサル」(2008/7/28放送)
 ⇒石を道具として使って椰子の実を割って食べるサル、フサオマキザルを追ったドキュメンタリー。石を持ち上げて落として割る動作を繰り返しているので、足腰が強くなり、二足歩行も出来ています。人間とチンパンジーしか道具を使えないと思われていたので、系統の違うサルが道具を使っているのは衝撃的な発見だったらしい。
 
NHKスペシャル「果てなき消耗戦 証言記録 レイテ決戦」(2008/8/15放送)
 ⇒アジア太平洋戦争のレイテ決戦を証言で綴る。「斬り込み」というむちゃくちゃな戦法を取った日本。命令には絶対服従しないといけない、捕虜になってはならないという日本軍の精神。このもとに数々の悲劇が生まれたんだということを改めて理解します。
 
■フジTV ザ・ノンフィクション
フジTV ザ・ノンフィクション「400回突破記念特選集(4)“ジャンクビジネスな人々”」(2008/8/3放送)
 ⇒地見屋、マンガ読み屋(東方力丸)、覆面パントマイム(オルカ)の3人を描く。2005年放送で、その後の現在の様子も伝えています。
 
フジTV ザ・ノンフィクション「400回突破記念特選集(5)“ボクがホストになった理由2 友情と裏切りの街角”」(2008/8/10放送)
 ⇒関西最大のホストクラブを描く。単なる再放送ではなく、現在の姿も描いているのですが、時間が短すぎ。たくさんの無駄になったフィルムがあることでしょう。もったいなさすぎます。再編集の上、再度放送してほしいところです。
 
フジTV ザ・ノンフィクション「400回突破記念特選集(6)大阪編 “焼肉ドタンバ物語”」(2008/8/17放送)
 ⇒大阪は鶴橋にある人気の焼き肉店「大倉」を描く。狂牛病の頃は大変だったんですねえ。今の姿が面白い。肉にこだわりながらも、改装を行い、現代にあわせて変わっていこうとしています。今も石油の値上がりの影響を受けて大変そうです。今度大阪に行ったらぜひ訪れたい店。
 
フジTV ザ・ノンフィクション「400回突破記念特選集(7) 愛と笑いをください」」(2008/8/17放送)
 ⇒子供を育てながら漫才する女子高校生姉妹を描く。うーん、妹が美術系大学辞めるときに止めなかったのは周りの責任あるなあ。何が何でも辞めさせるべきではなかったのでは。
 
■NHK ドキュメント にっぽんの現場
なし。
 
■NHK きらっといきる
NHK きらっといきる「これがほんまのありのまま!?~「きらっと」改革委員会・発足編~」(2008/8/1放送)
 ⇒番組に届いた手紙をきっかけに、今までの番組作りのあり方を批判的に振り返りつつ、新しい番組のあり方を探っています。“理想ではなく、ありのまま”というテーマにのっとり、仕事に失敗して落ち込んだり、お酒に逃げたり、朝ダラダラだったりする“ありのまま”の障害者の姿を描きます。確かに今までの番組作りはきれいすぎるきらいがあったので、ダメダメなところも見せていって、番組を身近にしたほうがよいと思います。
 
NHK きらっといきる「北京へ行ってきます!パラリンピック特集第1回」(2008/8/8放送)
 ⇒パラリンピックに参加するボッチャと女子バスケットボール選手の紹介。
 
NHK きらっといきる「北京へ行ってきます!パラリンピック特集第2回」(2008/8/15放送)
 ⇒パラリンピックに参加する円盤投げと水泳選手の紹介。
 
■NNNドキュメント
NNNドキュメント「自殺企図 精神科医との生きる約束」(2008/8/3放送)
 ⇒救命救急センターにいる精神科医。自殺企図者と死なないことの約束をし、自殺企図の繰り返しを防ごうとします。自殺の主原因はうつなんですね。初めて知った。
 
NNNドキュメント「いつか晴れるよ、ゆうばり ばあちゃんと信之介の1年」(2008/8/10放送)
 ⇒夕張で相撲に取り組む人々を追う。財政破綻の影響で練習場が無くなってしまいましたが、おばあちゃんが私財をなげうって!練習場を作ります。
 
■テレビ朝日 生きる×2
テレビ朝日 生きる×2「時をこえて呼ぶ声」(2008/8/3放送)
 ⇒かつて「天井桟敷」に所属していた佐々木英明さんの今を伝える。詩を書いて、朗読して、新聞配達の仕事をしているのですが、広告をたたみ入れている映像は早送りしていたような・・・。この程度で捏造だ何だと言い立てる必要はないですが、不要な演出である。一応指摘を。
 
テレビ朝日 生きる×2「お父さんとわたしの海~面潜漁に生きる夫婦~」 (2008/8/10放送)
 ⇒妻が潜り、夫が支える面潜漁。携わる人も少なくなりましたが、今でも面潜漁を続けている夫婦を描いた作品。
 
テレビ朝日 生きる×2「硫黄島で託された写真 日本兵サカイタイゾーはどこへ」 (2008/8/17放送)
 ⇒硫黄島体験者のインタビュー。サカイタイゾーは未だ見つかっていません。
 
テレビ朝日 生きる×2「まだら狼はいま~上田馬之助とその妻~」 (2008/8/24放送)
 ⇒悪役で鳴らしたプロレスラー上田馬之助さんの今を描く。自動車事故で脳髄を損傷したため、配偶者に支えられながら今を生きています。
 
■テレビ朝日 テレメンタリー
テレビ朝日 テレメンタリー「刻みはじめた学びの時計~沖縄・夜間中学生の記録~」 (2008/8/4放送)
 ⇒沖縄のNPO珊瑚舎スコーレ夜間中学校に通う人たち。戦争で義務教育を受けることができなかった人たちが、高齢者になってから学校に通って勉強しています。沖縄県教育委員会も動いて、卒業生に正式な卒業証書を出すようになりました。30分のドキュメンタリーですが、数年間はかかっていますね。
 
テレビ朝日 テレメンタリー「最後の巡礼~元陸軍通訳の終わらない戦後~」 (2008/8/11放送)
 ⇒またこれはすごいドキュメンタリーですよ!!何年がかりの仕事でしょうか。作成された方々に、心より敬意を払います。元陸軍通訳・永瀬隆さんの戦後の活動を描く。永瀬の活動は非常に高く評価されるべきものですが、彼のような活動を無にするような人が日本には多く存在します。何よりもそのことが残念でなりません。
 
テレビ朝日 テレメンタリー「戦場に残された手紙~よみがえる戦争の記憶~」 (2008/8/18放送)
 ⇒1通の手紙が元米兵と、日本人とを結びつけます。
 
テレビ朝日 テレメンタリー「世界遺産を目指す意味~平泉・逆転登録に向けた40日~」 (2008/8/25放送)
 ⇒世界遺産登録ならなかった平泉の登録に向けた日々を描く。わかりにくい浄土思想を持ち出してしまったのが敗因ですな。戦略のミス。
 
■NHK ドキュメント挑戦
NHK ドキュメント挑戦「欄間にぼたんの花咲かす~富山県南砺市~」(2008/8/26放送)
 ⇒欄間の生産量日本一を誇る富山県南砺市井波で修行する宮本裕太さんを描く。
 
■TBS ドキュメント・ナウ
TBS ドキュメント・ナウ「まだ働けるぞ 女の底力」 (2008/8/4放送)
 ⇒働く女性の高齢者達を描く。皆さんキビキビと働いていらっしゃいます。心底尊敬します。最後に出てきた女性は介護の仕事をしていたのですが、仕事の厳しさと低賃金とで辞めてしまって、就職活動に励む姿が描かれます。生活が厳しそうなのですが、介護に戻る気は無いようです。それほどまでに待遇が悪いということなのでしょう。介護ビジネスに取り組む人の待遇を改善しないと、介護そのものが成り立たなくなるでしょうね。この問題は別途調べてみることにしよう。
 
TBS ドキュメント・ナウ「息子が親を介護する時」 (2008/8/11放送)
 ⇒単身の息子が親を介護で支える姿を描きます。数年後の自分を見ているようです。いや、ほんとに。
 
TBS ドキュメント・ナウ「8月忘れえぬ思い胸迫る」 (2008/8/19放送)
 ⇒広島における原爆体験者、敗戦前最後の空襲があった奥多摩の人々、東京大空襲経験者のインタビュー。戦争やっちゃダメだね。
 
TBS ドキュメント・ナウ「セレブな男女意外な堅実生活」 (2008/8/27放送)
 ⇒会社経営者とか、意外に堅実な生活を送っています。なかなか面白かった。
 
■NHK みんな生きている
NHK みんな生きている「夏 ぼくの挑戦」(2008/8/22放送)
 ⇒酪農の家で育つ少年を描く。
 
■テレビ朝日 徹子の部屋
テレビ朝日 徹子の部屋「25年目のユニセフ報告でカンボジア」(2008/8/1放送)
 ⇒たまたまテレビつけたら徹子の部屋でユニセフ活動報告していましたので、ここに載せておきます。カンボジア。ポル・ポトがかつて「完全な兵士」といった地雷の除去(完全な除去にはあと300年!!かかるらしい)や虐殺博物館、ユニセフの教育に対する取り組み等を黒柳徹子が紹介します。
 
■その他
テレビ朝日「黒柳徹子のユニセフ報告 忍び寄る食糧危機!救えカンボジアの子ども」(2008/8/3放送)
 ⇒徹子の部屋「25年目のユニセフ報告でカンボジア」の拡大版といったところ。児童施設が出てきますが、やはり食料の高騰に苦しんでいます。

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