岩田規久男『「小さな政府」を問いなおす』を読みました。
「小さな政府」「大きな政府」の歴史を紐解く。その展では参考になる本。
非正規社員に対するミクロ経済政策が挙げられています。要は訓練なのですが、訓練することで生産性が簡単に上がることはないだろうし、訓練に行っちゃうと生活できなくなるし、訓練で簡単に非正規社員から正規社員への道が開かれるとも考えにくいです。ま、そこらへんを論じるのが主眼の本ではないから仕方ないのでしょう。
2006年発行の本なのですが、今から読むと物足りなさが残ってしまいます。
今年94冊目。