Posted on 10/20/2008 by 澤地久枝『火はわが胸中にあり 忘れられた近衛兵士の叛乱 竹橋事件』 澤地久枝『火はわが胸中にあり 忘れられた近衛兵士の叛乱 竹橋事件』を読みました。 明治時代の兵士の叛乱事件である、竹橋事件を取り扱った本。 情報は抹殺されている部分もあり、時間が経っているので遺族への聞き取りもままならずに書かれていて、著者の苦労がしのばれます。 文中に何箇所が出てきますが、当時は未だ完全な形での“皇軍”ではありません。 この事件をひとつの契機にして、“皇軍”化されていくのです。 今年71冊目。