エルジビェータ・エティンガー『アーレントとハイデガー』を読みました。
アーレントとハイデガーとの関係を論じた(ずいぶん前の)話題作です。
ずっと実家に積読してあったのですが、やっと読むことができました。
ナチの問題と、アーレントとハイデガーそしてヤスパースを巡り、彼女らの書簡を基にして論じられています。戦中のハイデガーによるナチ協力をアーレントが問いただすことはありませんでした。むしろその過去を洗い流そうと努力してさえいたのです。
内容は非常に興味深い。
若干、文章表現とかが恋物語的に書かれすぎているような気がします。