カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』

カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』を読みました。
 

 
一言で片付けると、想像力の貧困な小説です。
ただただ、叙情的に片付けてしまっている。一番いけないタイプの小説でした。
 
臓器提供する役割をおった人間(提供者)を作り出し、その生活を描いているのですが、社会や国家が出てきません。もしそのような人間が誕生したら、人権問題が起きて、提供者の生活は穏やかではありえないはずです。そういったところが何もなし。想像力が貧困。
 
読まないほうがよいです。
 
今年65冊目。


 

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