テア・フォン・ハルボウ『新訳 メトロポリス』

テア・フォン・ハルボウ『新訳 メトロポリス』を読みました。
 

 
巨大都市メトロポリスが崩壊していく物語は非常に読み応えがありました。巨大都市を支えるのが巨大機械だ、というのはさすがに1920年代に書かれた本/映画ならではの想像力ではありましたが、崩壊の迫力ある叙述は見事でありました。
 
「頭脳と手をつなぐものは心でなければならない」
 
訳者が新訳しようと思ったきっかけとなった「派遣切り」。心がなければ現代とて、メトロポリスのように崩壊していくのではないでしょうか。
 
今年15冊目。
※図書館で借りた本。


 

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