ドキュメンタリー一覧(2008/6)

2008/6に観たドキュメンタリー。43編。
 
ラフに雑感を記しています。
敬称略。
番組毎に書いていくことにしました。


■NHK ETV特集
NHK ETV特集「生きてこそ人生幸あり ~再起をかける元社長たち~」(2004/4/10放送)
 ⇒倒産に直面した社長/元社長の自殺を食い止める相談所「八起会(やおきかい)」を中心に、元社長たちを描く。厳しい生活が続きながらも、また商売したいと意気込む元社長の姿にはこちらも発奮させられます。
 
NHK ETV特集「叱(しか)る 叱らない 叱れない… ~企業、学校、地域では?~」(2007/4/8放送)
 ⇒お寺の住職が保育所を開いて、子供たちを叱ります。この保育所いいなあ。ちなみに私は会社では遠慮なく叱るほうです。叱るんだけど、ちゃんと相手に届いているかが怪しいんですよね。また、うまく年上の人を叱るのが難しい。ストレートに言い過ぎるとひねくれますからねえ。
 
NHK ETV特集「ごたごた荘の人々 ~東京・練馬 共同保育所~」(2007/9/23放送)
 ⇒保育者と保護者が一緒に作り上げている共同保育所「ごたごた荘」を描く。経営の難しさが伝わってきます。こういうところの補助金は減らすべきではないです。道路とかハコ物に使っているお金を回すべき。
 
NHK ETV特集「安らかな最期を迎えるために ~尊厳死を考える~」(2008/5/18放送)
 ⇒延命治療は許されるのか許されないのか。尊厳死を認める立場と、認めてしまうと尊厳死への強要が生まれるのではないかという立場と、意見が分かれます。ルール作りをしようとするのはわかるのですが、尊厳死の条件を明確にしてしまうのではなく、本人と家族と医者とが話し合って決定するプロセスに関するルールのみ作って、実際のところは場合場合で決めていくのがいいと思います。
 
NHK ETV特集「石ノ森章太郎・サイボーグ009を作った男」(2008/5/25放送)
 ⇒石ノ森章太郎について。考えたら石ノ森章太郎の漫画は読んだことないなあ。サイボーグ009は読むことにしよう。
 
NHK ETV特集「地域の医療を守るのは誰か ~夕張・医療再生二年目の課題~」(2008/6/1放送)
 ⇒夕張医療センターと村上智彦医師についてはいろいろと報道が行われてきましたが、本編は2年目を迎えるセンターと村上医師を追っています。老朽化した病院のメンテに予算が取られてしまうことが過大なのですが、それは行政が助けの手を差し伸べるべきでしょう。彼らは夕張から譲り受けたのですから。しかし、行政の担当者というのは何でのらりくらりとした言い方しかできなくなるのでしょう。という私もシステム屋としての言い方しかできなくなっている可能性がありますね。わが身を正さなくては。
 
NHK ETV特集「「見えない」を生きる ~鳥居寮・中途失明者の日々~」(2008/6/8放送)
 ⇒中途失明者がトレーニングする施設、鳥居寮のドキュメンタリー。いろいろなバックグラウンドを持った人が出てきますが、いずれも社会復帰が困難な様子が伝わってきます。学校に復帰を図る人が出てきますが、失明して社会復帰するには時間がかかりますので、特例で休職期間を延ばす等の配慮をすべきだと考えます。それにかかるコストは社会で負担するべきです。
 
NHK ETV特集「アンジェイ・ワイダ 祖国ポーランドを撮り続けた男」(2008/6/8放送)
 ⇒2007年公開の映画「カティン」にいたるまでを描く。昔岩波ホールで何篇か観ました。最近観てないなあ。「カティン」は日本では公開されないのでしょうか。観たいなあ。
 
NHK ETV特集「基地を笑え ~人気舞台で見る沖縄のホンネ~」(2007/9/30放送)
 ⇒基地問題をお笑いで取り上げるグループがいます。彼らを追ったドキュメント。こちらにも記載。
 
NHK ETV特集「里山保育が子どもを変える」(2007/10/28放送)
 ⇒千葉県の木更津社会館保育園の里山での保育を描く。元気でいいですね。安全に育てすぎてもいかんのでしょう。
 
■NHKスペシャル
NHKスペシャル「言論を支配せよ ~“プーチン帝国”とメディア~」(2008/5/12放送)
 ⇒ロシアでこれほどまでの言論弾圧が行われているとは知りませんでした。3大テレビ局をすべて国有化しているんですからね。弾圧に身をゆだね、プーチン支持報道に回る人、抵抗する人、プーチンを支持する人々、それぞれを描いています。うーん、しかし、ここまでやるか。プーチンを私は支持できません。
 
NHKスペシャル「沸騰都市 第1回 ドバイ 砂漠にわき出た巨大マネー」(2008/5/18放送)
 ⇒ドバイです。一時のバブルだとは思うのですが、800メートルの超高層ビル・ブルジュドバイ等、勢いはものすごいです。
 
NHKスペシャル「沸騰都市 第2回 ロンドン 世界の首都を奪還せよ」(2008/5/19放送)
 ⇒インドやロシアといった新興諸国とのつながりを深めているロンドン。サッカーチームも外国人オーナーが多いんですよね。その現状を描いています。
 
NHKスペシャル「北極大変動第2集 氷の海から巨大資源が現れた」(2008/5/29放送)
 ⇒北極の資源争いを描く。
 
■NHK ドキュメント挑戦
※サイトの「取材手記」がオススメ。たぶん、撮っている人も若い人にしてますね。
NHK ドキュメント挑戦「「二胡を心の杖にして」 ~長野県 長野市~」(2008/6/2放送)
 ⇒足に障がいのある長野市の二胡奏者、田村望圓さんを描く。
 
NHK ドキュメント挑戦「「町の宝を初めて彫る」~大阪府岸和田市~」(2008/6/9放送)
 ⇒岸和田だんじり彫刻の三宅伸子さん。まだ駆け出しのようです。だんじりは完成までにかなり時間がかかるんですね。番組で作っていたのも平成22年完成らしい。
 
NHK ドキュメント挑戦「「ラストチャンスをつかめ」~福岡~」(2008/6/17放送)
 ⇒独立リーグ「四国・九州アイランドリーグ」でプロ野球選手を目指す中江信さんを描く。
 
■フジTV ザ・ノンフィクション
フジTV ザ・ノンフィクション「渋谷黄昏ぱらだいす その後」(2008/6/15放送)
 ⇒渋谷で飲食店を営む二人の老人を描く。3年前に放映されたものが基本で、その後の姿も少し描いています。以前たまたま観たことがあったんですよね。印象に残るお二人でしたが、今もご健在のようで何よりでした。
 
フジTV ザ・ノンフィクション「拝啓 父上母上様~紅一点航空自衛官物語~」(2008/6/22放送)
 ⇒自衛隊で働く二人の若い女性を描く。守屋元事務次官問題で揺れる中、あえて階級の低い若い女性自衛官に注目し、「初心」を取材したとのこと。
 
フジTV ザ・ノンフィクション「女たちの約束~45年後の共同生活~」(2008/6/29放送)
 ⇒共同で家を建て、老後を一緒に暮らす女性たちを描いています。面白い取り組みですね。あと、忘れてはいけないのは、彼女たちが戦ったことで今の女性の労働環境があるのです。彼女らのかつての仕事であるバスの車掌の定年は30代だったわけですから。
 
■NHK ドキュメント にっぽんの現場
NHK ドキュメント にっぽんの現場「修業8年 つかめ職人魂」(2008/6/14放送)
 ⇒手作り家具メーカー「秋山木工」で修行する職人たちを描く。
 
NHK ドキュメント にっぽんの現場「いのちの約束 ~北大病院・澤村先生と子どもたち~」(2008/6/28放送)
 ⇒小児脳腫瘍治療に取り組む澤村医師と子供たちを描く。治療箇所が脳だけに、あえて全部を摘出せず様子を見たりするので、治療は長期間にわたります。
 
■NHK きらっといきる
NHK きらっといきる「決めろ 魂のシュートを~筋ジストロフィー・重松弘樹さん~」(2008/6/6放送)
 ⇒車椅子でのサッカーに取り組む重松さんを描く。
 
NHK きらっといきる「好きな町で生きていく~シャルコ・マリー・トゥース病・横川由紀さん~」(2008/6/13放送)
 ⇒新たなことにチャレンジしていく姿勢がすばらしいです。
 
NHK きらっといきる「精一杯の力を絵筆に込めて~筋ジストロフィー・新里龍太さん~」(2008/6/20放送)
 ⇒イルカの絵を描く新里さんを描く。
 
NHK きらっといきる「こんなお便りいただきました」(2008/6/27放送)
 ⇒視聴者からのお手紙と、今までの振り返り。
 
■NHK みんな生きている
NHK みんな生きている「聞いてさわって 広がる世界」(2008/6/6放送)
 ⇒野球好きな全盲の男の子を描く。
 
NHK みんな生きている「ボクとともだちになって」(2008/6/13放送)
 ⇒ブラジルから来た小学5年生。クラスとの関わりを描く。クラスにブラジル語ぺらぺらな子がいるのにびっくり。
 
NHK みんな生きている「きみがいてくれること」(2008/6/27放送)
 ⇒小学校での男子と女子のライバル関係を描く。いいですね、こういうの。
 
■NNNドキュメント
NNNドキュメント「もう一枚の卒業証書 似顔絵先生と巣立ちの日」(2008/6/1放送)
 ⇒卒業生の似顔絵を描く校長先生を通じて、学校の姿を描く。
 
NNNドキュメント「花嫁は車いすに乗って 母と私と、私の夫」(2008/6/8放送)
 ⇒“中途障害者”(事故などで障害を負ってしまう人)の手作りの結婚式。「おかあさん、私を産んでくれて、ありがとう」には大泣きしてしまった。
 
NNNドキュメント「懸賞金広告第一号 夫を殺された妻の叫び」(2008/6/22放送)
 ⇒公的懸賞金制度について、本編ではじめてその存在を知りました。懸賞金期間が終了するまでのある犯罪被害者を描く。
 
■テレビ朝日 生きる×2
テレビ朝日 生きる×2「職場を守った!サラリーマンの意地」 (2008/6/1放送)
 ⇒スーパー“ウエル”再建の物語。
 
テレビ朝日 生きる×2「雪の中の笑顔」(2008/6/8放送)
 ⇒福島で除雪を行う二人組、山内鼎さんと皆川幸喜の物語。いいコンビですね。
 
テレビ朝日 生きる×2「勉強するのが夢やった」(2008/6/15放送)
 ⇒日本語の読み書きを教える福岡市の自主夜間中学「よみかき教室」。「勉強するのが夢やった」と語る金奇粉(キムキブン)さん。なんか、大事なことを思い出した気がする。
 
テレビ朝日 生きる×2「亀太郎さんのうな太郎」 (2008/6/22放送)
 ⇒大うなぎを育てる夫婦の物語。
 
■TBS ドキュメント・ナウ
TBS ドキュメント・ナウ「元ホステス 苦悩の育児生活」 (2008/6/3放送)
 ⇒今はスナックを開いている元ホステスの育児を追ったドキュメント。数年間かかって作られたドキュメントです。敬服。
 
TBS ドキュメント・ナウ「跡取り娘Ⅱ 負けてなるか」 (2008/6/10放送)
 ⇒跡取りとして工場やお店を継いでいる女性を追ったドキュメント。
 
TBS ドキュメント・ナウ「鉄高値 逆境をチャンスへ」 (2008/6/17放送)
 ⇒鉄が高騰しているんですね。廃品回収業者のお話。
 
TBS ドキュメント・ナウ「橋下知事 見捨てんといて」 (2008/6/24放送)
 ⇒大阪府の橋下知事が進める財政再建で見捨てられる側を描く。
 
■テレビ朝日 テレメンタリー
テレビ朝日 テレメンタリー「赤いハンカチが消える~郵政民営化に揺れる山里~」 (2008/6/2放送)
 ⇒赤いハンカチをつるしておけば“郵便さん”=配達の郵便局員がその家に立ち寄って、いろいろ御用聞きをしてくれるというサービスがありました。たとえば郵便さんが貯金を下ろしてあげるといったサービスです。郵便の分割と民営化で崩壊しました。郵便さんが貯金を下ろしてあげたりすることができなくなったからです(事業会社が分かれたので貯金扱えない)。事業の分割はイージーに議論されるんですが(たとえばNTTも県ごとに分割するという議論がありました)、赤字事業の補填ができなくなるので、分割には慎重であるべきだったと思います。この点、郵政民営化は失敗だったと思います。
 
テレビ朝日 テレメンタリー「棄却~袴田事件と五点の衣類~」 (2008/6/9放送)
 ⇒袴田事件再審の棄却をめぐるドキュメント。棄却する理由がよくわかりません。あやしいところ満載なので、再審するべきでしょう。
 
テレビ朝日 テレメンタリー「中国マーケットを狙え~1個2000円!青森りんご狂想曲~」 (2008/6/24放送)
 ⇒青森りんごが中国でこんなに高騰しているとは。

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