一応かろうじて技術屋なので、仮想化技術を試してみなくてはなりません。
ハイパーバイザ入れて、その上にOS動かすのを試してみたいなあと思っていました。でもパソコン/サーバが家に増えてしまうのもスペース的に困りますし、お金もかかる。どうしようかなあと思っていて、ネットを調べたところ、VMware PlayerにVMware ESXiを入れている人がいました。なるほど、その手があったか。明らかにパフォーマンスは落ちるでしょうけど、個人で試してみるには十分であります。私のZENBOOKはCore i7搭載マシンだし、まあどうにかなるでしょう。
VMware Playerはすでにインストールしてあるので、まずはじめにESXiをゲットしなければなりません。
VMwareのページに行って、My VMwareへの登録を済ませます。その後にESXiをダウンロード。今のバージョンは5.1。「VMware vSphere Hypervisor (ESXi)」をダウンロードすると、ライセンスキーが発行されます。他にあるやつは60日の評価版になってしまいますので、注意が必要です。
isoイメージをダウンロード。
VMware Playerで仮想マシンを新規に作成。VMware ESXiのisoイメージを指定。指示に従っていくと、ESXiのインストールが終わります。驚くほど簡単であります。
無事に起動が終わるとこんな感じ(青くしているところはIPアドレスです)。
このままではなんにもならないので、画面まんなかあたりに示されたURLに行くと、vSphere Clientがダウンロードできるリンクが張ってありますので、そこからClientをダウンロード。インストールして、ESXiにつなぎます。60日で試用版切れるぞ、とうるさいので、「構成」-「ライセンス機能」からライセンスを入れます。これで試用期限の表示が無くなります。
続いて新規仮想マシンの作成へ。Ubuntu 12.04にしてみました。
Ubuntuのisoイメージを落としてきて、vSphere Clientからインストールします。CD/DVDデバイスとしてvSphere Clientが動いているPCのisoイメージを指定。これでインストールが実行されます。
さすがに遅い・・・。
しばらく待ってインストール完了。
しかし、Host SMBus controller not enabled!というエラーが出てしまいます。
こちらのブログに解決策が載っています。
# lsmod | grep i2c_piix4
# echo blacklist i2c_piix4 >> /etc/modprobe.d/blacklist.conf
# update-initramfs -u -k all
としてリロードするとエラーは消えます。
Ubuntuって、rootパスワード設定されていないからsu -が効きません。まずはsudo su -として、その後にpasswdでrootのパスワードを設定すればsu -が実行できるようになります。
ということで、Ubuntuもインストール完了。
予想外にスムーズに行きました。