仲正昌樹『今こそアーレントを読み直す』を読みました。
私が大学でお世話になった先生のうちの一人がアーレントの専門家でして(川崎修さんです)、ゼミで『人間の条件』を読んだりしておりました。最近はとんとご無沙汰ですが、よく参照する思想家であります。大事なキーワードは「複数性(plurality)」。「活動(action)」についても、皆でよく議論した記憶があります。
本書はアーレントの解説書なのですが、個人的に『精神の生活』あたりを全く読んだことがないので、その部分の解説が参考になりました。読まないとあかんなあ。
今年37冊目。