坂本直紀『プロマネ現場読本 デスマーチを乗り切るために持っておくべき知識のすべて』を読みました。
名著発見。
プロジェクトマネジメントに関する本はたくさんありますが、開発フェースを意識して書かれた本は少ないです。しかしながら、要件定義や外部設計(基本設計)などのフェーズに応じて、プロジェクトマネージャの行動は変化するはずです。本書はウォーターフォール型開発の各フェーズでプロマネがなすべきことを明らかにしており、巷のプロマネ本とは一線を画しています。こういう本を待っていました。ケーススタディを用いているので、非常に具体的で臨場感もあって、読んでいて面白い。
保守運用設計はどうした、基盤の重要性が書かれてないのでは?とかの突っ込みどころはありますが、基本書としては大変優れていると思います。初心者から、知識・行動の整理をしたい人まで、幅広くオススメいたします。
一応指摘しておくと、小規模PJのPM向けです。
今年76冊目。