大石又七『ビキニ事件の真実―いのちの岐路で』

 大石又七『ビキニ事件の真実―いのちの岐路で』を読みました。
 
 
 
 NHK ETV特集「大江健三郎 大石又七 核をめぐる対話」を観て、大石又七を知り、読んだ次第であります。ビキニ事件とその後・現在を、被害者である大石又七が考察します。
 外交文書で明らかになる日本政府の姿勢は、被爆国のものとは言えないものであります。政府のみならず、市民も事件を黙殺したり、被害者への差別を行ってきました。この事実からは目を背けてはなりますまい。
 ビキニ事件を契機とし、原子力の平和利用としての原発が推進されていきました。ビキニ事件はフクシマにつながっています。
 
 オススメ。今こそ読むべし。
 
 今年54冊目。


 

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