小沢牧子『「心の専門家」はいらない』を読みました。
「心のケア」を目的に行われるカウンセリングの問題点を指摘しています。
いろいろな問題点がありますが、“非政治化される”というのが非常に大きい問題だと思います。
何かあったときの「心のケア」は、
社会に適合するよう個人を変えていく
ことを目的にしています。そこに、
社会を変えていこう
という視点はありません。
学校にもカウンセラーが派遣されているようです(スクールカウンセラー)。子供の頃から、保守化されていくこの現状は末恐ろしいです。
もっと早くから読んで、問題に気づくべきだったと反省。
今年96冊目。
おもしろそう。読んでみようかな。
私が読んでいる本には、
誰でも学校が性格に合うわけではないから
学校に行きたくない子供は行かなくていいことになった方がいい、と書いてあった。確かにそうよね。
あと、行きたくなくなった原因をみんなで考えるとかね。
そーしないと。