明田川融『沖縄基地問題の歴史 非武の島、戦の島』

明田川融『沖縄基地問題の歴史 非武の島、戦の島』を読みました。
 

 
以前紹介した明田川融さんの本。
「通史ではない」と書いてあります。沖縄基地で“問題”となっている点に着目して、外交文書から沖縄の人々の発言・行動までを、広範に取り上げて議論している歴史研究書です。
 
とはいえ、通史をよく知らない私のような素人には少しわかりにくい。研究書なので仕方ないんですが、後ろに年表を付けていただけるとありがたかったです。著者もそうですが、編集者は少し考えてほしかったところ。
 
とはいえ、沖縄を考えるに必読書であることには間違いありません。
文章の記述自体は平易で誰にでも読めますので、強くオススメします。
 
本書の最後の方で、目取真俊『虹の鳥』が引用されています。読んで衝撃を受けましたが、その件については改めて
 
今年102冊目。


 

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