札幌市営地下鉄の問題点

札幌で市営地下鉄を利用してきました。
北12条駅の写真を撮ってきました。北12条駅というのは、北海道大学医学部の前あたりにあります。
 




 
小さくてわかりづらいのですが、東京の地下鉄では当たり前のエレベータ、エスカレータがないのです。私の前を歩いていたおばあさん2人は、ぜいぜい言いながら階段を上っていました。大通駅という、比較的大きい駅も利用したのですが、私の見た限りだとこちらにもエレベータ、エスカレータはありませんでした。
 
札幌市営地下鉄事業10か年経営計画」(PDF版)を見ると、市営地下鉄の厳しい経営状況が浮き彫りになっています。その中でも「バリアフリー化の推進」で「エレベーターの設置については、可能な限り整備を進めます。(順次実施。)」とあります。他の項目が”平成○○年まで”と期限が決められている中でやや曖昧な記述です。しかし、市も検討課題に挙げているということで、一応納得しました。
 
ところで、札幌市は情報化投資で有名な市です。そっちにかけているお金をこっちにまわせばいいと思います。が、話はそう単純では無い模様で、「札幌市営地下鉄事業10か年経営計画」自体が総務省の指導の下で進められています。市の予算を動的に割り当ててインフラの充実を自由に図る、というのは難しそうです。地方分権との関係でもこの問題は考えられなくてはなりません。


 

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